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ウィリアム・クライン展「パリ+クレイン」

HAPPENINGText: Simone Biffi

夏休みが待ちきれず、ついつい指折り数えてしまうこの季節。ミラノでは、アーティストによる興味深い展覧会が開催されている。ウィリアム・クラインの展覧会「パリ+クレイン」が、7月9日から9月28日までスパッツィオ・オベルダンで開催されている。


Simone et Marines, Pont Alexandre III, Paris, 1960 © William Klein

パリ+クレイン」は、ウィリアム・クラインにとっても初の試みとなる写真プロジェクト。クレイン自身が生まれ育ったパリの街を写真におさめた作品展だ。今回も、過去に撮影した作品同様、彼なりの「街に住む」という感覚を表現しており、彼独自の視点で写真は撮られている。


Simone + Phosphatine, Paris (Vogue), 1960 © William Klein

今回展示されている作品は、全て白黒写真で実に100点以上。彼にとっての重要な都市におけるライフスタイルを垣間見ることができる。そんな彼のスタイルは、世界中の多くの写真家に多大な影響を及ぼしただけではなく、現在でもなお、その影響力は偉大だ。


Model + Policeman, Chanel, Paris (Vogue), 1957 © William Klein

この展覧会では、街を行き交う人々、ファッション界、警察官、政治家、スポーツ・パーソナリティーをとらえた作品がパズルのように組み合わされており、どの作品も、クラインの陰の部分だけではなく、時にはコミカルなスタイルも垣間見ることができる。

William Klein: Paris + Klein
会期:2003年7月9日〜9月28日
会場:Spazio Oberdan
住所:Viale Vittorio Veneto 2, Milano 20124
TEL:+39 (0)2 4953 2190
https://www.cinetecamilano.it

Text: Simone Biffi
Translation: Sachiko Kurashina

[Help wanted] Inviting volunteer staff / pro bono for contribution and translation. Please e-mail to us.
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