サヨ
PEOPLEText: Noriyuki Abe
SAEIO(サヨ)、1987年パリ生まれ。そのキャリアはグラフィティライターとしてスタートしたが現在、彼の表現はグラフィティ以外にもペインティング、インスタレーション、ビデオと多岐に渡るメディアで発表されている。
© SAEIO
『グラフィティは束の間の表現行為』と彼は言う。彼と同世代のパリジャン/パリジャンヌなら彼がグラフィティを描く様子やその完成形を目撃した事があるであろう。昨年末には、カームアンドパンクギャラリーにて日本では初の個展を開催した彼にメールインタビューを行った。
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まずはじめに自己紹介をお願いします。
画家です。
グラフィティに関心を持ったきっかけとその魅力を教えてください。
初めに、グラフィティ自体は違法行為です。ですが、私はそこに魅力を感じますし、優れた表現だと思っています。アドレナリンを出しながらタギングしていると、コメディアンになったような気分になります。都市は日々の危機的状況を映すと同時に、私たちの生活環境や支えであるという側面もあります。グラフィティは時の流れに沿って自然に生まれてきたものです。そこが魅力だと思います。
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作品制作の上で、また日々の芸術行為の実践の上で、重要だと思うことを三つ教えてください。
装飾をしないこと
ユーモア
自然の静けさを再現すること、または奇をてらうこと
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