ザーネ・メルペ

PEOPLEText: Hiromi Nomoto

密かに人々を驚かせ続けるアーティスト・キュレーターのザーネ・メルペ、彼女の「In memory of the perfect wife」展がイファ・ギャラリーで始まった。歴史ある西洋建築のイファ・ギャラリーを全館使い、キッチンやベッドルームといったテーマごとに作品を分け、展示をしている。ステージバック・ギャラリーの展示「LOST & FOUND」と同日にオープニングが行われた。二カ所を行き来する専用の車があり、観客たちは二つのオープニングに参加した。

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上海でアーティストとして、そしてキュレーターとして、更には一般庶民が住むごく普通の平凡な通りにアートスペースをつくり出したヨンカンルー・アートのディレクターとして活躍するザーネ・メルペに話を伺った。

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初めての個展『In memory of the perfect wife』、おめでとうございます。とてもユニークなタイトルですね。

今回の展示はイファ・ギャラリーのディレクターであるアレクシスの申し出で行うことができました。彼に感謝しています。

タイトルについて、第一に私はユーモアが好きです。もう一つは、小さい頃の思い出にあります。ある期間、祖母と一緒に生活をしていました。そのとき祖母からいろいろ教えて貰いました。当時、あるコンテストがありました。それは良い奥さんコンテストです。私自身は家庭に入る人間ではありませんが。

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編み物の作品を率直に美しいと思いました。展示について紹介をして下さい。

編み物は祖母が教えてくれました。長い間編み物をしなかったのですが、始めてみるとできるものです。素材は電線です。とてもシンプルです。

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