シュエ・ソン

PEOPLEText: Emma Chi, Li Ailin

作画以外にも、世界的に有名なブランドのデザインにも関わっていますね。例えばフェラガモの手袋やレザージャケット、Tシャツなども手掛けていますが、中には商業化されたものに対して敏感に反応するアーティストもいます。あなたはどのように考えていますか?

私個人としては、商業性を排斥しなければいけないとは思っていません。ただ、自分の創作の自由を妨げさえしなければ、受け入れられるものです。フェラガモに関しても、お互いの理念に通じるものがありました。それは伝統的文化や歴史に対する関心です。これらは、ここ数年私自身非常に関心を寄せていた分野だったので、彼らとのコラボレーション要請にすぐ答えました。

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《キャパとの対話》ミクストメディア,130 x 150 cm,2000

自分の立ち位置をどう考えてますか?

常に時代に合わせて変化しています。昔は理想主義的なものに注目していましたが、今は伝統文化への回帰に関心があります。

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《枯木逢春》ミクストメディア,150 x 150 cm,2006

現代アーティストの作品の中には独特なシンボルが見られます。例えばジャン・シャオガンの気怠そうな両目、ユエ・ミンジュンの馬鹿笑い、ジョウ・ティエハイのサングラスを掛けたラクダなどがありますが、あなたのシンボルは何だと思いますか?

あなたがおっしゃったそれらのアーティストと違って、私が創造しているのはシンボルではなく、一種の絵画言語であり、それは如何なるストーリーをも語ることができます。ジャン・シャオガンやユエ・ミンジュンのような作家は、イメージで示すタイプのアーティストであり、そのスタイルやシンボルというのは、一旦その過程に入ってしまうと変化することが難しくなり、変わってしまうとそれは彼らの作品とは思われなくなってしまいます。私の場合は、特徴的なシンボルはありませんので、絶えず変化することができます。彼らは変化しないことで万事に対し、私は変化はするが根っこから離れることは無いというスタイルだと思います。

「2010-2011一個接一個」展
会期:2010年12月19日〜2011年1月16日
会場:シャンハートギャラリー
住所:上海市莫干山路50号16号楼
TEL:+86 21 6276 2818
http://www.shanghartgallery.com

Text: Emma Chi, Li Ailin
Translation: Daiki Kojima

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