ソル・ルウィット「セブン・ウォール・ドローイングス」

HAPPENING

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“Wall Drawing #111”, Installation at Magasin 3 Stockholm Konsthall, 2009.
Courtesy Estate of Sol LeWitt. © Magasin 3

1969年、「0-9」と「アート&ランゲージ」に発表したコンセプチュアル・アートに関する文章、そして次ぐ1971年に「アート・ナウ」に発表した「ウォール・ドローイングをするということ」という文章の中で、ルウィットはほとんどマニフェストとも受け取れる表明をした。これらは未だに彼の作品を理解する上で重要な表明となっており、ルウィット自身、ここで発表したコンセプトに沿って作品を制作し続けた。彼はこう語る。『理性を超えた考えは、絶対性や論理に先立つ』と。

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“Wall Drawing #422”, Nov 1984. Installation at Magasin 3 Stockholm Konsthall, 2009.
Courtesy Estate of Sol LeWitt. © Magasin 3

キュレーター、エリザベス・ミルクヴィストは、『彼の記述や指示は簡潔ですが、その結果は驚くべきものです。それはとても美しく、混沌としていて圧倒的です。完成したドローイングは、私たちがこの作品を表現するのに言葉がいかに力不足かということを示してくれます』と言う。彼女はまるで村上春樹のようにあらゆる比喩を用いてこの「セブン・ウォール・ドローイングス」の制作過程にあったインスピレーションを説明しようと試みる。『ひとつの行為がどれほど凡庸であろうとも、充分に長く続ければ瞑想のように深くなるのです。』
ルウィットは、アートとは何かというコンセプトを変えた。彼は、アイデアが先にあってそれが刺激的な形を作っていくという風に、アートとアイデアを結びつける事に成功したのである。

Sol LeWitt “Seven Wall Drawings”
キュレーター:エリザベス・ミルクヴィスト
会期:2009年10月2日〜2010年6月6日
会場:マガシン 3・ストックホルム・コンストホール
住所:Frihamnen, SE – 115 56 Stockholm
TEL:+46 8 545 680 40
art@magasin3.com
http://www.magasin3.com

Text: Sara Överengen
Translation: Shiori Saito

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