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クノータン

北欧の人気フォトグラファー。パワフルなクノータン。

初めて彼の写真を見た時、独特で特別な力を感じた。彼の名前である、クノータンとは肌の下のすべての骨を意味する。

彼に会った時、彼は私に『ビクター、僕は今朝起きて、自分のアーティストネームをクノータンにしようと決めたわけじゃないんだ。クノータンというのは、僕が子供の頃痩せていたのを見て、それ以来ずっとみんな僕をそう呼んできたんだ。だから僕はこの名前と共に育ったんだ』と話してくれた。

1973年生まれの彼は、ファッションフォトグラファーとしては少し変わったバックグラウンドの持ち主だ。一度は溶接工として働いていたものの、すぐにその一連の退屈な仕事に嫌気がさし、写真学校へ進むことを決意する。以来、北欧のフォトグラファーとして多くの人気を獲得している。

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MeMeMe © Knotan

元々はスウェーデンの北部のエルンシェルツビク出身であるクノータンだが、現在はストックホルム在住で、活動の拠点もここに置いている。もし彼の写真のスタイルが自然に感じられるのなら、それはおそらく「T-ポスト」や「J.リンデバーグ」、「チーポ」、「CTRL」の広告写真や、ストロークス、ザ・ハイヴス、アニー、ザ・キルズなど多くのロックバンドのアーティスト写真といった、彼の有名な写真を見たことがあるからだろう。

彼のスタイルについて訊ねると、クノータンはすぐに、『僕のスタイルは誠実であり、本物であり、僕の人生なんだ』と答えてくれた。彼の作品を見た限り、この言葉は本当だ。彼の写真は、広告でよく見る現在あるようなスウェーデン流派の写真とは違った、新しくておもしろいものを生みだしているのだ。

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© Knotan

彼の制作には海外におけるものも含まれている。しかし、彼が最も楽しいと感じているのは自身の展覧会だ。展覧会はクノータンのありのままの姿、誠実な一面を表現する場なのだ。

彼の活動は、最近では、ストックホルム南部のソーデルマルム島にある、流行の最先端を行くエリア、ソーホーの中心部で行われた。「MeMeMe」は彼自身に焦点を置いた展覧会だ。しかし、勘違いしないでほしい。彼はストックホルムでも海外でも、本当に親切な人として知られている。去年もロンドンやサンクトペテルブルク、アムステルダムやヘルシンキで制作、展示に招かれている。この数年間、彼は自身の経歴を支えるのに十分すぎる程仕事に打ち込み、北欧で最も重要な写真家の1人として確立し始めている。

クノータンはとても優しい人だ。愛する人々やスケッチボード、北欧伝統のサウナでリラックスする時間に囲まれている彼は、世界で一番幸せかもしれない。

彼や彼の制作について本人と話すことができた。


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© Knotan


あなたは広告以外の仕事の方がより充実感を感じるそうですね。これまでの経験の中で、どうしてこう感じるようになったのですか?

インターネットがあれば全てがグローバルだと思うんです。でも誰かのすることが世界中に伝わるっていうことはおもしろいことだと思うんです。商業的な活動をする時は、喜ばせなくちゃいけない誰かが必ずいて、「やりたいことができない」ってことは、みんな知っていることだと思います。


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© Knotan


スウェーデン/ストックホルム/北欧におけるコミュニケーションや編集業界についてどう思いますか。

他と比較はしません。僕は始めから外国や雑誌などを舞台に仕事をしていますが、今何を見るべきか、とか、誰に注目すべきかということよりも、もっと大切なことを扱うようなところと関わって仕事をしてきています。


北欧で今注目の雑誌はなんですか?

Sマガジン」(デンマーク)。


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© Knotan


ストックホルム以外で、特にインスピレーションを得る都市はどこですか?ご自身の経験によるものでも、ただその都市の雰囲気でも構いません。

ヘルシンキ、アムステルダム、ベルリン。
僕はもっとそこについて知りたいって思うような場所が好きです。ただその街や場所を週末に訪れるってだけじゃなくてね。だからその場所に戻って、もっとその場所を深く知って色んなものを見つけるのが好きです。


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© Knotan


では次に写真についてお伺いします。あなたが受けた一番大きな影響はなんですか?あなたが好きな作品をいくつか教えてください。

僕が受けた影響については、具体的に一番が誰とか、何とか言うのは難しい。それはもっと、人とか表現などで、もちろん予期しないものからも影響を受けていると思う。
僕はたくさんのものから影響を受けています。フォトグラファーだけじゃなくて、ミュージシャンやアーティストからも。だから挙げたらきりがないですね。


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© Knotan


「MeMeMe」について、またその他になにか企画しているものがあったら教えてください。

MeMeMee」と呼ばれるこの展覧会は、ストックホルムの「ステインスラン・ベルリン・ギャラリー」で開かれました。今は、「マスター・チェア」という本を印刷しているところ。6月25日に発売する予定です。


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© Knotan


あなたはいつも最先端で活躍していて、世界の他の地域の人々からも様々なプロジェクトへの参加依頼があると思います。もっと海外で展覧会を開くなど、次のプロジェクトは?

これまで以上にいろいろあります!


あなたは素晴らしいクリエイター集団「ニュー・ブラッド」に所属しています。この活動について教えてください。小さくても、本当に制作に焦点を置いた集団の中で行う活動や、こういった国際的な活動を行うことの良さはなんですか?

人々が誰かの興味を求めていて、その人がその写真を気に入れば、それが一番いいですね。


ミュージシャンはあなたの仕事の重要な部分を占めています。ミュージシャンとの仕事においてあなたが特に好きなことはありますか?

僕は音楽が大好きで、バンドをやっている友達もたくさんいるから、僕にとってミュージシャンとの仕事はすごく自然なことです。


最近は何を聞いていますか?

レックレス・エリック


クノータンは世界で活躍する「ニュー・ブラッド・エージェンシー」に所属する。この集団は元々マルメを拠点としていたが、最近ではその拠点をストックホルムに移している。素晴らしい感性をもつ彼らの中には他のフォトグラファーも在籍している。


Text: Victor Moreno
Translation: Ayano Yamada

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