アルナウ・サラ

PEOPLEText: Julio Cesar Palacio from Panopttic

僕がはじめて「Les Aus」のライブを観たのは、ソナー07でした。誰かが、『おい、このバンド絶対観たほうがいいよ。真のバルセロナアンダーグラウンドだよ。』って僕に言ってきたんです。こういったことを言う人たちについてどう思いますか?

どう思うかって?いいコメントだし、だれかが君に僕らのショーを観るように勧めるってことが素晴らしいよ。だれかが僕らを”本物のなにか”として呼ぶことが、てれくさいけどね。僕らは主にバルセロナで演奏するけど、バルセロナのバンドでもないし、バルセロナのどのシーンにも属さない自由型バンドなんだ。もちろん友だちはいるし、コラボだってする。でもLes Ausとして、僕らのソロプロジェクトやアートを通して世界各国の人たちとコラボするんだ。

Arnau Sala

僕が思うに、あなたの音楽は、カタルーニャ地方やスペインで基本となっている音楽と比べると少し変わったものですが、あなたの音楽のファンや、ふさわしいライブ会場などはありますか?

どの音楽にだって、それが好きな観客が絶対いるよ。いや、音楽というより「サウンド」といった方がふさわしいかな。関心がある人が、どこにだって必ずいるんだ。もちろん、もっと演奏する機会があってもっと反応を得られたらいいけど、この世の中、恐ろしい数のバンドが存在して、いろんなことが起こっているのが現状です。会場についての質問はいい点をつくね。どんなにいい会場や場所がバルセロナに存在しても、予約できる会場を探すのは難しい。特に、音楽がエクスペリメンタル・ラフ・サウンドやラウド系だったらね。沢山の場所が数年前にクローズして、街全体が観光事業に傾いてきてから、僕らのような地元のアーティストやインディペンデントにはもっと厳しくなったんだ。僕らは毎年「Cap Sembrat」というフェスティバルに出演契約してるんだ。かなり自由がきくイベントで、スケジュールは最後の最後に変更があったりする。僕らにとって、Cap Sembratの会場を探すのは一苦労なんだよ。基本的に、すごい数のフェスティバルやロックショーがあって、会場はアイデアを無視しようとはしないからね。返事がくるのに一ヶ月待つこともときどきあって、大体その答えは「ノー」なんだ。で、他の会場をまた探さないといけない。これがずっと続くんだ。いつも、今度こそうまくいくようにと願うばかりさ。

Arnau Sala
Photo: Adrián de Alfonso

Les Ausの新しいレコードの発売がもうすぐですが、それについてお話いただけますか?

季節的なアルバムだと思うよ。すごく早くレコーディングして、ぼくらにとってちょっと変わった時期だったのが理由だと思うんだけど。歌は全部、一日で構成して作られた。3回リハーサルをして、山の中にあるダルマウの家で、2日かけてレコーディングした。すべての曲が、そこでの時間にとても影響されていて、ダルマウの家がカタルーニャの城の廃墟の隣だったこともあり、神話や自然を強く回想さすものとなっている。だから、レコードのタイトルを「Mitologia Natural」にしたんだ。音は、いつもよりもロックで、暗いときもあり、ゆったりしてもある。即興のセッションは2度のみなんだ。いい出来だし、伝説的なカリフォルニアのレコードレーベル「グラビティ・レコーズ」からの発売になります。

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