ナディージュ・ウィンター

PEOPLEText: Mariko Takei

コレットのPR主任を過去6年間務めたナディージュ・ウィンター。パリに暮らし、現在はクリエイティブ・ディレクター兼イベント・コンサルタントとして自身の会社を設立。多彩な彼女は、プロデューサー、番組プロデューサー、デザイナー、DJ、広報ライター、更にはシンガーでもある。そう、ナディージュはエンターテイメントを通じて様々なコトに取り組んでいる。そしてそれは、ナディージュが立ち上げたブログ「グリーン・ドリーム・チーム」からも分かるように、「グリーン」や「環境」といった事柄についても同じだ。エンターテイメントにより環境をサポートするオープンな場でもあり、関わる全ての人がそのクルーの一員となる。ここでは、ナディージュとエコとの関わりについて探ってみた。

ナディージュ・ウィンター

自己紹介をお願いします。

6年間PRディレクターを務めたコレットを辞めたばかりです。その前は、レコード会社で6年間レーベル・マネージャーとして音楽ビジネスに関わり、それから、ビデオミュージック・プロジューサーやパレ・ド・トーキョーのPR主任、そしてコレットへ転職という具合です。

コレットで働いていた時にも、DJ、広報ライター、テレビ・アニメーター、グリーン関連服飾デザイナーなどなど、様々な活動をいつも行ってました。それが私だし、いつも新しいことにワクワクして、いろんな発見をしたり。毎日多くのことに順応し、仕事にフラストレーションを感じたことなどないですね。音楽から、アート、そしてファッションまで…。まだまだ、いろんなコト、いろんな世界に興味があります。これが、私の今というエッセンスに触れるやり方です。

最近、NWA(ナディージュ・ウィンター・エージェンシー)という会社を設立しました。フリー・コミュニケーション担当、そして、クリエイティブ・ディレクターやイベント・コンサルタントとして。コレットともまだ仕事してますが、ブランドや広告エージェンシーとしてです。他に、ニットの新ブランド「ウール・アンド・ザ・ギャング」のクリエイティブ・ディレクター兼デザイナーです。ペルーのエコ・ウールを使用したニットで、12月よりウェブで販売する予定です。

同時に、「www.konbini.com」という新しいウェブメディアのプロデューサー兼プログラマーでもあります。最近始まったばかりのプロジェクトで、15〜35才をターゲットに、上質のエンターテイメントを無料で提供するプラットフォームです。また、短編映画の監督も始めるところ。まだ今でもDJもやるし、「ジャルーズ」や「グラツィア」の広報ライターもやっています。あと今、歌も始めました。

ナディージュ・ウィンター

グリーン・ドリーム・チーム」というブログについて教えて下さい。このブログでは何をされてますか?また始めた理由は?

2007年夏に「WAD magazine」の編集長に招かれた時、ブログを立ち上げようと決めたのがきっかけです。エコに関するページを担当し、ブログを開始しました。更にリサイクルシャツ「wwp」を、ピエール・アンドレ・セニゼルゲ(アメリカ、エトニーズの創設者)のプロデュースのもとデザインしました。

ナディージュ・ウィンター

私は、友人と一緒に書く場所を作りたかったのです。そこで、エコやグリーンの活動やブランド、ニュースなど、楽しいことを伝えていこうと思いました。ファンキーでセクシーで愉快でワクワクするグリーンな活動やニュースをセレクトして、「グリーン」と「おしゃれ」が共存するということを示したかったのです。ブログで書いている友人たちは、ジャーナリスト、建築家、デザイナーなどです。

続きを読む ...

【ボランティア募集】翻訳・編集ライターを募集中です。詳細はメールでお問い合わせください。
MoMA STORE