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ライト・イン・ウィンター

HAPPENINGText: Joanna Kawecki

太陽が沈み星が出てくるとき、光は我々人間に何を投げかけているのだろうか?フェデレーション・スクエアに突如出現した、光の意味を見つけ出すイベント「ライト・イン・ウィンター」は、地元や海外のフェスティバルでアートディレクターを務め、オーストラリア演劇界の伝説として知られるロビン・アーチャーの主催によるものだ。

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Photo: Julie Renouf

オーストラリア人コミュニティを称え、ライト・インスタレーションを通して文化的経験が共有され、フリーコンサートや映画上映の傍では、昔話の読み聞かせや上映会、トーチツアーなどが行われた。フェデレーション・スクエア環境持続政策と共同し、風力発電によるグリーンエネルギーで、ライト・イン・ウィンターのイベントやインスタレーションに使用する全ての電力が供給された。

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Photo: Julie Renouf

この画期的イベントの目玉は、スクエアの中央に設置された世界最大の球体バルーン「太陽の方程式(ソーラー・イクエーション)」だ。メキシコとカナダのインスタレーション・アーティスト、ラファエル・ロサノ=ヘメルによって製作され、この作品は彼にとってオーストラリアで初の展覧会となった。

この示唆に富んだインタラクティブ・インスタレーションは非常に人気で、「ソーラー・イクエーション」は太陽をシミュレートした夢のように大きな3D構造で、近隣の建物を明るく照らす。数多くの太陽が燃えているような色や複雑なデザインは、5つのプロジェクターから投影され、太陽の表面にユニークな色や形を反映していた。上映されたアニメーションは、視聴者によるiPhoneやiPod Touch、iPadなどでコントロールした数学の方程式のライブ映像をリアルタイムに映し出したものだ。

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Photo: Marcel Aucar

宇宙での最近の発見や進歩を反映した「ソーラー・イクエーション」を見ることで、町の中心でリラックスした楽しいひと時を過ごす。最前列の正面に置かれていた縞のビーチチェアでは、長い一日の最後を足を伸ばして光のパフォーマンスを楽しむことができた。

Federation Square Night Installation ‘The Light in Winter’
会期:2010年6月4日(金)〜7月4日(日)
会場:Federation Square, corner Swanston and Flinders Street, Melbourne
https://www.fedsquare.com/thelightinwinter/

Text: Joanna Kawecki
Translation: Kazunari Hongo

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