オラファー・エリアソン「ニューヨーク・ウォーターフォールズ」

HAPPENINGText: Yoshitaka Futakawa

このプロジェクトを前にして、MoMAPS1では彼の展覧会「Take Your Time」が開催されていた。あなたはいつも何色のペンを使っているだろうか。黒?それとも青?試しに明日からは異なった色のペンを使い切るまで使って欲しい。そして、再び元の色のペンを再び使い始めてみる。その時に感じる感覚。それが彼の展示会での印象だった。また、展示会に訪れると、歩き回った身体と共に、頭の中にまでも疲労感を感じてしまうことがあるが、今回は不思議な爽快感を覚えた。美術館を訪れていた幼い子供達が一番はしゃいでいたのが、彼の展示スペースだったという事実から説明できるのかもしれない。

ニューヨーク・ウォーターフォールズ
サウスシーポート(ダウンタウンのイースト川沿いにあるモール)からの眺め

さて、話を戻しておススメのスポットの話をしよう。観光客で非常に賑わうエリアで自分自身もその一人になりきってデジカメをかまえるのもよし、夜のマンハッタン橋を歩いてライトアップされた滝を眺めるのもよし、クルーズに参加するのもよし、もしくは、無料フェリーを上手に利用する手もある。試してはいないが、ブルックリン橋のボードウォークの隙間から覗くこともできるかもしれない。

ニューヨーク・ウォーターフォールズ
サウスシーポート(ダウンタウンのイースト川沿いにあるモール)からの眺め

今回のプロジェクトを推進してきた非営利組織、パブリック・アート・ファンドは、1977年から30年以上に渡ってニューヨークの公共スペースを活用したインスタレーションや展示等を実施してきた。500を数えるアーティストにユニークなプラットフォームを提供し続けてきている。現在も、このプロジェクトに加えて以下のインスタレーションが進行中である。クリス・バーデン「What My Dad Gave Me」(ロックフェラーセンター)、ジェームス・ヤマダ「Our Starry Night」(Doris C. Freedman PLZ 60th St/5th Ave)「Everyday Eden」(メトロテックセンター/ブルックリン)

公共スペースを活用し、様々な制約の中で難題を乗り越えて労を厭わずにこのプロジェクトを実現してくれた、アーティストをはじめとした主催者の方達に心から感謝したい。期間中にこの街を訪れることがあれば是非訪れて欲しい。
ちなみに、ニューヨークの本日(7月7日)の天気は霞、日の入りの時刻は午後8時29分である。ボン・ボヤージュ!

オラファー・エリアソン「ニューヨーク・ウォーターフォールズ」
会期:2008年6月26日〜10月13日
時間:7:00〜22:00(火・木曜日 9:00〜22:00)※日没後にライトアップ
会場:ピア35、ブルックリン橋、ブルックリン・ピア、ガバナーズ島
ガバナーズ島とブルックリン・ピアの滝は、ガバナーズ島、及び、スタテン島行きの無料フェリーからも眺めることが可能。スタテン島行きフェリーは毎日運行。所要時間7分間のガバナーズ島行きフェリーは、会期中の毎週金・土・日のみ運行。
http://www.nycwaterfalls.com

Text: Yoshitaka Futakawa
Photos: Fumi Nakamura

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