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ミラノ・サローネ 2008

HAPPENINGText: Daisuke Ark Kozuki

最後に紹介するのは、サテリテ。これは有望なこれからの若手デザイナーが出展する見本市で、ある意味最もエキサイティングな展示と言われている。実際に、ここから何人もの有名なデザイナーを排出している。

ミラノ・サローネ 2008

この棒をスライドすることでロックをかけることができる仕組になっている。ロックというと通常は鍵を使ったりし、見えにくくするものを、あえてその仕組を大きく見せ、カラーでアクセントを付けたデザインにしているのが面白い。

ミラノ・サローネ 2008

スウェーデンのAAVAの作品。

ミラノ・サローネ 2008

日本人デザイナー、フーニオ・デザインの作品。一枚のスチールを使って椅子を作っている。

ミラノ・サローネ 2008

POSTFOSSILのトーマス・ウォルドの作品。スポーツと家具の融合をテーマにしたもの。写真のように家でトレーニングができる。

ミラノ・サローネ 2008
Keiji Ashizawa

光を反射板に当ててライトにした作品。間接照明をライトの中で実践?!反射板の流曲線も綺麗。

ミラノ・サローネ 2008

ベンチと自転車のスタンドが一体化したプロダクト。歩道にあったら間違いなく使われそうだが、自転車の交通量が多いところでは、駐輪場と化してベンチの機能を果たさないような…。家の中に自転車を持ち込むときには、かっこいいインテリアになりそう。

ミラノ・サローネ 2008

これはベルギーのデザイナー達による作品。モップなどで使う素材を圧縮し、固めて座れるようにしたもの。素材は一度使ったものをリサイクルしたもので、地球にも優しいエコプロダクト。彼らのブースでは他にもリユース、リサイクルをテーマにした作品が並んでおり、非常に興味深かった。

サローネが終わり、また普段のミラノに。
目が回るほどの忙しさだったが、デザインの最前線を体感し、素晴らしいひとときを過ごすことができた。

今回、ミラノ市街をレンタル自転車でまわることで、効率よく各展示をみることができた。狭いミラノの道には小回りのきく自転車が一番。ただ、石畳の道路なので悪路に近いのですが…。
来年サローネに行かれる方は自転車でまわってみてはいかがでしょう?

ミラノ・サローネ 2008
会期:2008年4月16日〜21日
会場:ミラノ市内
https://www.milanosalone.jp

Text: Daisuke Ark Kozuki
Photos: Daisuke Ark Kozuki

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