第5回 ベルリン・ビエンナーレ
HAPPENINGText: Yoshito Maeoka
KWでの展示はさらに上階へと続く。
Over and over, Katerina Seda, 2008
住居やコミュニティに関する要素、およびそれらキーワードを含んだ言葉によるドローイングやオブジェを展示したカテリナ・セダの展示、モナ・ヴァタマヌ/フローリン・トゥドアはスピーカーから流れる演説を背景に旧社会主義国の様子を連想させるペインティングをインスタレーションの一部として展示していた。
“P=W:T”,”S=F*S”, Ania Molska, 2007/2008
アニア・モルスカは「”P=W:T”,”S=F*S”」と題した物理の公式のような表題の二つの映像をパラレルに投影。
Folklore #2, Patricia Esquivias, 2008
フランコによるスペインのイメージ戦略を題材にしたパトリシア・エスクィヴィアスの映像作品。
Untitled, Kohei Yoshiyuki, 1971–1973
その他、昨年ニューヨークのヨッシ・ミッロ・ギャラリーで話題となった吉行耕平の写真によるドキュメンテーションシリーズ、日本の占領下に有ったソウルの様子を記録した本に合わせて現在の様子をビデオに収めたスン・ホワン・キム、マノ・ド・ボアによる「4:33」の再演をテーマにした二つの映像シーケンスが印象的だった。
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