バフ・モンスター

PEOPLE


ロサンゼルスのストリートアートに目を光らせて歩く者はみな、4月20日のサンタモニカ「キッドロボット・ストア」にて奇妙なデジャ・ヴを感じたかもしれない。生物のような可笑しなバブルが、この街の落書きされた壁やビルボードからじろじろと見つめていたのに気づき、絵に描いたようなプロミナードの3rdストリートにある「キッドロボット・ストア」に侵入し、インテリアやディスプレイを眺めていたなら。

この小さくてカラフルな仲間たちを制作したのは、グラフィックアーティスト「バフモンスター」。トレードマークのピンクに白いレースがついたスニーカーで、卓越したカラーをポップアートに盛り込み続ける彼である。

彼のアートは、1997年の香港グラフィティアーティスト、マイケル・ラウによる、デザイナー・トーイ・ムーブメントで制作された小宇宙の一部だ。マイケルはほんの一握りの「GI JOE」を、カスタマイズされたヒップホップのストリートファッションの形に変えた人である。

「キッドロボット」は2002年にデザイナー・トーイズのオンライン・ストアとしてスタートした。間もなくサンフランシスコ(2002年)にショップを立ち上げ、ニューヨーク(2003年)、ロサンゼルス(2004年)と続く。イギリス、アメリカ、日本のアーティストをフィーチャーし、オリジナルのトーイラインを作り上げ、「キッドロボット」はポップアート、デザイナー・トーイズ、スケートボード・デザイン、その他様々なアクセサリーが集まる場所だ。

バフモンスターは、グラフィック・ストリート・アート、ポップアート、そして世界のトーイデザインを掛け合わせたムーブメントの有力者だ。ストリートアートを通じた日常生活が浸透する中、彼は現在92バージョンの愛らしい小さな仲間たちを提示する。もっとも彼らの中には明らかに悪魔のような角を持ったものもいるので、全部がそこまで愛らしくもないかも?!

このエキシビションのテーマ「ターボ・ラバー」の意味について訪ねると、バフモンスターは、これが彼が常にしたいと思っていたことだと言うことで、ラブのテーマを避けているのだと言う。ではキャラクターのような小さなUFOを作ることへの「ターボ・ラブ」だと思っておこう。

ランダム・ヴォン・ノットハウスという名のもと、彼は新しい創刊号がリリースされたばかりのライフスタイル・マガジン「HELIO」のクリエイティブ・ディレクターでもある。

さらに、彼は5月13日ロサンゼルスの「181マーテル」ストアのオープニングでもフィーチャーされ、ペインティングとジュエリーの新しいコレクションを披露した。この小さな”バフィーズ”への「ターボ・ラブ」が広がり、ロサンゼルスは彼を呼び戻したのだ。

「キッドロボット」のオープニングで二時間以上も本やTシャツ、カードにサインをしたあと、バフモンスターはSHIFTに向けてインビデーションカードをカスタマイズしてくれた。ということで、その「ターボ・ラブ」を僕たちも感じる。


BUFFMONSTER – THE TURBO LOVER

会期:2006年4月20日〜5月30日
会場:Kidrobot LA
住所:3rd Street Promenade, Santa Monica
http://www.buffmonster.com

Text and Photos: Christopher Lenz
Translation: Yurie Hatano

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