キュボ・ガス

PEOPLE

2006年3月3日金曜日、パリのフラットなアーティスト集団「キュボ・ガス」に迎えられた。彼らの作品に出会ったのは、「アンヌ・バロール・ギャラリー」で展示が行われていた1月のことだ。



Spotted vert, Courtesy Anne Barrault gallery © Qubo gas 2006

「キュボ・ガス」は、ローラ・エンノ、ジェフ・アブルゾ、モルガン・ディムネの三人によって結成されたアート集団である。彼らは皆フランス、リールの出身、つまり生まれも育ちもフランスという生粋のフランス人(彼らの作品を見ているとアジア人でもそれ以外でもないとわかる)なのだ。彼らは大学で出会い、共通の友人の一人でもあるミュージシャンが依頼したミュージックビデオ制作をきっかけに2000年から活動を共にしている。ローラが述べたように『全てがきわめて偶然だった』。私は尋ねることができなかった(どうやら私だけではなかったようだ)が、私の質問は予想されていたのだ!!!彼らの答えはシンプルだった。「キュボ・ガス」は全く何も意味もない!彼らは言葉遊びをしているだけで、この一つは彼らの活動を記憶づけるものとしてそこから生まれたのだ。


Uki-yo, Courtesy Anne Barrault gallery © Qubo gas

2001年、彼らはパフォーマンスするためにイタリアの「ネットマージ・フェスティバル」に招待された。その後アイディアは本格的に動き始め、彼らは構成プロジェクトのプランを考えるために集まった。作品「バオベール・ティト」ができ、そのフェスティバルで展示されると、全ての中でトップとなって優勝したのだ。そのうち彼らは自分たちがトップクラスであるという意識を持ち始めた。全ての挑戦はデジタルアートフェスティバルや他のデジタルイニシアチブから始まったように思えた。『私たちはペン、鉛筆、マーカーペンを使いどんなものでも描くし、それからそれらの絵をじっと見てフォトショップのドローイングを加えている。』と彼らは説明した。彼らは互いの領域をミックスして生まれる不思議な効果を楽しんでいる。『私たち三人はこれらのイメージを合わせるためにコンピューターの前に座っていて、だから「キュボ・ガス」オリジナルになっている。』とローラは私に言った。コンピュータースクリーンの正面に固定された三人の映像に笑いながら。


Qubo gas while working © Laura Henno

2001年イタリアで発表された「バオベール・ティト」は、5つのシーンを含む5つのチャプターのシリーズとして始まったプロジェクトである。『それは魔法のマッシュルームや多色のシダがその中で唯一の住人かのような異様で空想的な世界だ。』3人が私にこの作品を見せてくれながら、モルガンはそれが少しずつ年を経ていることに気づいた。今日、コンピューターはイラストレーションのために与えられただけである。


Qubo gas perfoming in Bologna, Italy © Laura Henno

フランス版の俳句である「浮世」は詩的なアルゴリズムによると繰り返し自律的な方法で展開する景色を再現するために探しているグラフィック作品である。巧妙でデリケートなグラフィックの変換の連続の流れの変動、しかしまた無秩序なディコンストラクションのフレーズを創る予期できないイベント。景色においてこれらの流れの発展のスペースを定める要因は俳句のような日本の短い詩(17世紀)にインスパイアされた。絵の構成は前もって決定されたグラフィック要素のデータベース信頼に基づいている。デジタルペインティングはガラススクリーン上で次々に繰り広げられ映し出される。


Uki-yo, Courtesy Anne Barrault gallery © Qubo gas

私のお気に入りの作品、「ミルフィーユ」についても少し紹介しよう。「キュボ・ガス」は、「ミルフィーユ」は彼らのコンピューター化されたアートワークにとってのペンダントのようなものだと言う。最も美しい部分はドローイングに残っている、つまり、彼らのメインの活動は描くことで守られているのだ!


Mille Feuilles, Courtesy of Anne Barrault Gallery © Qubo gas 2006

彼らのインスピレーションについて尋ねると、彼らは声をそろえてこう答えた。『私たちは特に何かを得てはいない、特に私たちは3人だから!』私はジャン・フランソワ・モリソーチャールズ・サンディソンのようなアートの先駆者や、また少数のここ10年間のアメリカ人アーティストを指して、まだ何か聞き出そうとした。音楽もまたインスピレーションの重要な要素だ。音楽アルバムのジャケットを描いているアーティストたちは音楽を聴いている。しかしローラは、彼らインスピレーションの源はとても広範囲に渡ることを主張し、ジェフは恥ずかしそうに、彼らには特に先生がいないと言った。彼らは自らの時代にアンテナを張っているのだ。

約2時間に渡る、コーヒーを飲みながらのインタビューのあと、何か新しいことがないか尋ねた。モルガンとジェフが彼らのアートワークを大量に制作する予定のレーベル「Smalticolor」について話してくれた。そのレーベルの始動は、まだ工事中のウェブサイトの動きによる。現在彼らは新しいバージョンの製作中で、ファンは「浮世」や「バオベール・ティト」のDVDに加え、付属品や美術品までも購入することができるようになる。
5月18日、パリのギャラリー「フレンチ・アティチュード」にて行われるオープニングでは、インスタレーション作品「Shimmy Shimmy Grass」など展示する予定だ。

キュボ・ガス
Laura Henno, Jef Ablezot & Morgan Dimnet
住所:22 rue Emile Desmet, 59000 Lille, France
TEL: + 33 (0) 6 61 82 49 24
qubogas@qubogas.com
www.qubogas.com

Text: Sarah Boisson
Translation: Miwako Nakazawa
Thanks to: Fumika Kawase

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