ビューティフル・ルーザーズ展

HAPPENING


「美しい敗者たち」とはアーロン・ローズとクリスチャン・ストライクによる巡回ショーのことである。一番初めはアレグドギャラリーの影の男、二番目には強化マガジンの展開であった。2004年からこの反体制文化の衝撃作はアメリカ中を飛び回り(シンシナチ、サンフランシスコ、バルチモア)そしてアジアやオーストラリアに上陸する前年の2006年にヨーロッパで公表されることとなるであろう。
「根っこと影響」と名づけられたオープニング部分の存在によって明らかにされたように、そのショーはロバート・クラム、レイモンド・ピティボン、アンディー・ウォーホル、ラリー・クラーク、ジーン・マイケル・バスケットに形態づくられたように過去10年の間にアメリカで広まったアンダーグラウンドな芸術面での動きやヒップホップ、パンクそれからスケートボードといったような副次文化の再結合を目的とした家系をうみだす。

その二人のショーの管理者たちは10代の不安を伴うくつろぎの中での楽しくも不敬な視覚文化の色とりどりで有機的なものへの賞賛やオルタナティブ音楽の挑発的な態度、また不快で不潔なパンクを表現し制作したこともある。いくつかの際立ったものは、ライアン・マッギンレーの若いころの恍惚とし生き生きとした写真や相棒のマイク・ミルズの小奇麗なデザイン、巧妙な構図またシンシア・コノリーによる何度も見入ってしまう彼女の旅行からの製氷機の白黒写真からきたものである。すべてを通しての印象は主潮におけるアンダーグラウンドの広がりの上陸を歓迎するパーティのようである。

カルト的監督であるハーモニー・コリンは彼の友人であるアメリカ人の手品師ブライアン・ブレインがロンドン、テムズ川のそばにおいてアクリル樹脂で作られた箱のなかに入り地上135メートルも上からつるされるといった内容の「above the below」(2003)という短編映像も公開される。その映像(一連の映像にはブライアンの中で自発的に好まれた孤独の不変や圧迫的な協議やインタビューなどが含まれる)はハーモニーの世界観の中でコリンの独特な芸術的ビジョンである先見性を含む証拠や感傷的な異常性、また大げさで堂々とした結合が付け加えられている。お見事。

Beautiful Losers
会期:2006年2月17日〜3月19日
会場:Triennale
住所:Viale Alemagna, 6, Milano

Text: Francesco Tenaglia
Pictures: Courtesy of Triennale Milano
Translation: Yukino Kotake

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