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エレクトリカル・ファンタジスタ 2006

HAPPENINGText: Tomohiro Okada

『メディアアートがあるバーをつくるのが直近の夢』『ふつうに部屋の中にメディアアートがあって何時もいじれるような生活がしたい』

アートやデザインに囲まれて暮らしたいという欲求は、僕らコンピュータ世代にとって普通のものになっている。最初にあげた声は全て女性によるもの。PCやネットを誰もが使っている時代に、ITを男性視点でしか見ることができないのは、古い世代のどうしようもない固さである。

常に新しいテクノロジーとつきあって行かなければならない私たちにとって、アートやデザインはそれらを快適なものとし、自分が使いたいように使いこなすために無くてはならないものなのだ。メディアアートがライフスタイルを楽しいものにする。その事実を作品とたわむれることで実感できる、ワンダーに溢れた展覧会が3月14日まで横浜バンカート・スタジオNYKで行われている。


「エレクトリカル・ファンタジスタ」展示風景

エレクトリカル・ファンタジスタ」というこの展覧会は「IT時代のライフスタイルに磨きをかけるファンタジスタたち」をテーマに、まさにゲーム機やロボット、今までに無いIT機器までも一人や仲間だけの力で作ることができる、今生きる僕たちの世代の「ファンタジスタ」たちの作品によって構成されている。

アートやデザインが無ければ生活を豊かに暮らすことができない。その最たるものはウェブ表現の世界である。ウェブによるリッチメディア表現が無ければ、オンラインで生活のあらゆるものを満たすこともできないだろうし、ブロードバンドで楽しむこともできなかっただろう。しかし、このような豊かさを支えるウェブデザインがなぜか日本ではアートとしてミュージアムに置かれるような評価のされ方が未だされていない。どれだけプログラミングが秀でているのか、テクノロジーに含蓄があるかが未だこの国におけるネットアートの評価の置かれ方なのだ。


「エレクトリカル・ファンタジスタ」展示風景

ミュージアムで作品として体験することでひかる、クリエイティブの価値としてのウェブデザインとは何か?

この展覧会では「フラッシュ・ファンタジスタ」のテーマで、ファンタジスタたちによる光る作品を展示している。作品と直接向き合えるミニマムなタブレットPCに提示される個々の作品は、日常ウェブデザインに注意を払わない人々にとっても、その奥深さにひきこまされる構成になっている。

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