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ソナー 2005

HAPPENINGText: Peta Jenkin

メイン会場の「ソナー・コンプレックス」に戻る途中で、動かない人の像を通り過ぎ、フィルムや軽食、携帯電話のクレジットのために時間を費やした。ただの2日間のローミングで、携帯電話はもう充電切れだった。


Munk – Matthias mixes it up while Jonas ponders the next selection

「ソナー・ドーム」でのムンクのステージには間に合った。リラックスした様子でこの暖かく晴れた午後にぴったりのエレクトロディスコのセレクションを演奏した。ここでも私は、これが「ソナー・ビレッジ」の大きなアウトドアスペースだったら、新鮮な空気の中もっと動けたのにと思う。しかし実際は、このフェスティバル全体を通して、このスペースはうまく利用されていたようだ。沢山いた無名のアーティストも「ソナー・コンプレックス」の小さな会場で気軽に演奏ができていた。


Whomadewho

これに続いた次のアーティストは、ゴマ・レコード・ショーケースからのノルウェーバンド、フーメイドフーの3人だ。最初の1曲目から観客は大いに盛り上がり、前にでていたメンバー達は笑いながらジャンプをしステージから飛び出しそうだった。まさに “ロック” していた。


No French fries please – We’re British

その頃、新しい才能を持つホット・チップが「ソナー・ビレッジ」にて演奏しており、私はそのブライトン出身の若者達をチェックしに、フーメイドフーの後半の曲を聞かずに抜け出さなければならなかった。彼らはステージの両端に楽器と共に立ち、明るい色のシャツを着て、全ての毛穴からクールさがにじみ出ていた。ステージ上の登場人物に感銘を受けただけでなく、彼らのキャッチーなエレクトロポップの曲も素晴らしかった。ホット・チップのメンバーは益々ホットになっていくように見えた。

21時15分、まだ充分に明るい中、遂にモッキーが、プレイング・トゥ・ロックスのボーカル、ジャニン・ロストロンと共に「ソナー・ビレッジ」のステージに現れた。この頃になると私はビールを持って芝生に寝転がりながら、しかし真剣にステージを見ていた。ステージを凝視しながら、夏の空気に漂うサウンドを楽しむのは幸せだった。

そのうち、美味しい食事の時間になり、スタミナを回復させながら、その夜のオプションイベントについて考えた。毎年のように、ソナーと同時にに行われている他のイベントが沢山あり、気分にによっては「ソナー・コンプレックス」にこもっているより、魅力的なものも多い。

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