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SVSV

PEOPLEText: Kaya Sorhaindo

SVSV (セラム VS. ベナム)は、ストリートウェア市場を占める大多数の消費者文化への対抗手段として考え出された。入念かつ綿密にリサーチし、個人に合わせたアイテムを提供するSVSVは、高級感という理想、それが私たち世代にとってどんな意味を持つのかということを取り入れいている。今回は、カヤ・ソーハインドが、デザイナーでブレインでもあるデビット・ゲンスラーに、クリエイティブ集団・KDUについて、また彼らのブランドSVSVについて話しを聞いた。

まず初めに、KDUについて教えてください。

KDU(Keystone Design Union)は、2004年にジェイソン・バスとデビット・ゲンスラーが始めたグローバルなクリエイティブ集団です。KDUには二つの目的があります。一つは、国際的なストリートカルチャー市場のために幅広いブランドを作りあげ、運用すること。もう一つは、世界でもトップクラスの創造性と企業心理を持つ個人的なネットワークとして活動することです。

SVSVとはどのようなものなのでしょうか?

SVSVは、ストリートウェアの高級ブランドです。私たちは地球上でもっともハイクオリティーなストリートウェアを提案していて、もっとも要求の厳しい個人消費者のためにデザインをしています。私たちの世代が、もっと物の価値に注意を払うための手助けとなるようにブランドを使いたいと考えています。限定版と呼ばれるスウェットシャツに、1000ドルものお金を支払う消費者に挑戦したいのです。そして単純に、一体なぜ?と聞きたいのです。なぜ、それは 1000ドルの価値があるのですか?と。大体の場合、少し考えてみれば、その価格が正当ではないということにすぐ気がつくでしょう。私たちは、ただ単にブランドイメージではなく、クオリティーが価格を左右すべきだと信じています。エルメスやアルマーニのようなブランドは根強いブランドイメージを持っていますが、結局のところはクオリティーによって後押しされているのです。私たちの世代は、若年層をターゲットにしている古くからあるブランドではなく、同世代によって作られた、このようなブランドが必要だと思います。

なぜストリートウェアにしたのですか?

ストリートカルチャーは、アート、デザイン、ファッション、文学、ゲーム、スポーツ、シネマなど、世界のトレンド発信源の中心です。今や、ほとんど全てのトレンドがストリートから発信されます。テクノロジーによって繋がった文化のスケールは、以前のどの世代が持っていた物より素晴らしいです。そのインパクトは否定のしようがなく、止めようもありません。しかし、この世代が成熟するにつれて、彼らのニーズにあったブランドは少なくなっていきます。大抵の人は、グラフィティのロゴを散りばめたものや、レインボーのモンキーのような迷彩服を、日常の仕事場で着ることはできないからです。カルチャーはもっとエレガントなものを求めています。だからと言って、典型的なストリートカルチャーを動かす従来の表現に何か間違いがあると言っているのではありません。ただ、成熟したマーケットの要求に見合うような選択を誰かが認識し、供給すべきだと思います。

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