BD4D
イベントを実行するにあたっての、一番の問題は何ですか?
シェルトン:入場料無料としての場所を探しだすだけではなく、大きいスクリーンとかスピーカーといった機材を手配するのはちょっと大変です。お洒落なバーやパブでの開催もちょっと困難で、例えばノートパソコン2台とプロジェクター1台分のケーブルを取り付けるのでさえ、プレゼンテーションの間にスイッチを代える必要があったりしてしまう。でも、たとえオーディオからの音がなくなってしまっても、スクリーンからのボリュームは常にマックスなので大丈夫。そういったハプニングもあるからこそ、BD4Dが前回のものと同じになることはないです。
カーソン:ちょっとした技術的な故障には、いつも気が狂いそうになりますね。でも、イベント自体がかなりアンダーグランドなもので、決して大規模なカンファレンスではないので、そういった問題があっても、大したことではありません。
もしBD4Dに作品を発表したい場合は、どのような方法をとるのがベストでしょうか?何かそういった発表のチャンスなどはありますか?
シェルトン:ある程度のクォリティーレベルにその作品が達しているかはどうかは重要ですが、僕達はなるべくエリート集団の集まりという存在ではいたくないし、それよりも新しい才能やアイディアを歓迎したい、という気持ちがありますね。興味がある人は、ぜひメールしてくれればと思います。
もし願いが叶うとしたら、どなたをBD4Dで紹介してみたいですか?またそのイベントの開催地はどこでしょうか?
シェルトン:ジンバブエの大統領、ロバート・ガブリエル・ムガベ氏を、3ミニッツ・マッドネスで紹介したいですね。場所はザンビアの峡谷で、崖に突き出すように板が置かれていて、そこからジャンプ!してくれれば最高だな。
カーソン:有名な映画監督、ディレクター、ライターを招いて、映画制作についてのクリエイティブなプロセスについてお話が聞きたいです。場所はマウイがいいですね。
BD4Dがこれからどの方向に向かっているのでしょうか?
カーソン:僕達は現在、ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルス、アトランタ、マンチェスター、パリ、クリーブランド、シドニー、エジンバラに拠点があるのですが、それ以外にもバルセロナ、マドリッド、モスクワ、グラスゴー、ソウル、東京、サンパウロ、ケープタウン、デンバー、ブリュッセル、ミラノにパイプラインがあるので、そういった都市に注目しています。
シェルトン:際限なくどこへにも向かっていますよ!
Text: Tim Spear
Translation: Sachiko Kurashina
Photos: Tim Spear