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BD4D

PEOPLEText: Tim Spear

イベントのラインアップを決める際は、どのようなプロセスをとっていますか?

シェルトン:イベントもその回によって開かれる場所や紹介される作品が違うので、いつもどこかしか違う内容のものとなっています。そのアーティストがその業界で有名だろうが無名だろうが、彼らが彼ららしく、そしてこのイベントのために何かオリジナルなものを制作してくれる、そのメディアの境界線を広くしてくれるような人を、僕らが常に求めているという点が、BD4Dを他のイベントとはちょっと違うものに仕上げていると思います。イベントをフリーで開催することは常に挑戦していることですが、これは今日ではかなり難しくなってきていることですしね。

BD4Dで紹介されている作品のレベルも、いつも良いものばかりですよね。もしあえてひとつ選ぶとしたら、今までの中で一番秀でたプレゼンテーションはどなたのものでしたか?

シェルトン:結構いい作品も何個かあったので、ちょっとこれは難しい質問ですね。3ミニッツ・マッドネスで今までフィーチャ−してきたクリエイティブ達は、例えば、ジュースト・コーンゴールドエリック・ジョーダンによる複雑な3Dアニメーションから、マウロ・ガッティとジジ・トゥファーノによる、ユーモア感たっぷりの「HOW TO BE THE PERFECT ITALIAN WEB DESIGNER」といったように、そのジャンルも幅広く、みなさん興味深く、多種多様な人たちばかりでした。今のところ僕のお気に入りのひとつは、 ピーター・レイドとブランドン・サヴォイによる「PROCESS/PROGRESS」。でも、クリス・ヒューイットの「RELOCATION」という作品、ロブ・チュウの「PR. MAYHEM」という作品も素晴らしいんだなぁ。うーん、ひとつだけしか選べないだなんて、やっぱり難しい質問です。

BD4Dを開催し続ける原動力となっているもの、そしてこのペースを保ち続けられていられるのはなぜだと思いますか?

シェルトン:僕ら自身がデザイナーとして、才能という名の原石を絶やさないでいること。そしてプレゼンターが素晴らしいオリジナル作品をBD4Dの為に制作してくれる姿勢を見続けていたい、という強い思いが、僕達の背中を押してくれている気がします。

カーソン:周りのコミュニティーから常にサポートをもらっていることで、信じられないくらい長時間でも僕達はBD4Dの為に準備を進めることができているのだと思います。現在でも、BD4Dのイベントに参加したい、キュレーションしたい、作品を参加したいというメールは何通かもらっています。

国内だけではなく、海外で開催されているBD4Dのイベントも見に行ったりするのですか?海外のイベントは、どのように企画されているのでしょうか?

シェルトン:幸運なことに、海外でのイベントにも今のところほとんど行くことができています。海外のイベントは大抵、個人やグループによるキュレーションです。カーソンと僕、あるいは僕一人だけでも、その街で初の開催となる時には参加するようにしています。どの街のどのキュレーターも素晴らしい仕事をしてくれていますし、彼らのアイディアがミックスされることで、通常ならただの「事柄」ととしか理解されないものが、BD4Dとして進化し続けてることにつながっていると思うのです。

今まで開催された海外でのイベントで、一番良かったものはどれですか?

シェルトン:BD4Dのお陰で、昨年沢山の街に行けたことはすごく嬉しかったです。どのイベントも良かったですよ。今考えているのは、ロスアンジェルスでの開催です。なぜかって聞かれると困っちゃうのですが、でもあのベニス・ビーチで何かできるのではないかと思うのです。

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