トロント国際アート・フェア

HAPPENING


近代、現代アートを紹介する毎年恒例のアート・フェアが、10月18日から21日に渡ってザ・メトロ・トロント・コンベンション・センターで開催された。世界中から集結した70以上のギャラリーが紹介されたこのフェア。さまざまなメディアで活躍する1000人以上のアーティストの作品を楽しむことができた。

カナダ、アメリカ、オーストリア、イギリス、アルゼンチン、ベネズエラ、南アフリカ、チリ、そしてイタリアと、世界各地から大集合したギャラリー。中でも特に注目を集めたのがイタリア人アーティスト、ファブリッツォ・プレッシーのインスタレーション「FORESTA DI FUOCCO」だ。これは巨大な木の枝が箱の中に収められており、その箱の下の小さなテレビでは炎の映像が流れている。プレッシーは、ベニス・ビエンナーレで賞を受賞した彫刻家だ(トロント在住のアーティスト、サンディ・ギドラックが映っている下の写真参照。作品の大きさがわかる)。

現代アート・フェアという会場で、このような大規模な作品を鑑賞できるのは珍しいことだ。ピカソやホックニ−といった有名なアーティスト作品だけではなく、トロント市内に点在する小さなギャラリーで展示されている、知り合いのアーティストの作品が一緒に展示されているのだ。

トレードショーのような形態で開催されたこのアートフェア。ギャラリー各々に小さなブースが与えられ、作品の展示とビジターとの会話が行われていた。メインショ−エリアだけではなく、カンファレンスルームの近くではスピーカーズフォーラムも開催されていた。

アーティスト兼キュレーターのポ−ル・バトラーのオンサイト・インスタレーション作品「BOOTH #935 ‘COLLAGE PARTY’」はとても興味深かった作品。さまざまなコラージュの素材を使って、コンスタントに何人かのアーティストと継続的に活動を行う、というものだ。そこで制作された作品はすべて購入可能。その収益は、トロント市内にあるザ・パワー・プラント・コンテンポラリー・アート・ギャラリーの教育プログラムに寄付されることになっている。もうひとつ私が気に入ったのは、トロントにあるロンスデール・ギャラリーからのカナダ人アーティスト、ジョー・フレミングの作品(このページのトップ、ペインティング作品参照)。ピクセルガラスとポリウッドの表面に、ねばねば、ぼたぼたしたおもしろいペインティングがなされており、きっとあなたもこれを見た瞬間、食べてしまいたくなったはず。

The Toronto International Art Fair
会期:2002年10月17日〜21日
会場:Metro Toronto Convention Centre
住所:2488 Haywood Avenue, West Vancouver, BC V7V 1Y1 Canada
TEL:604/ 925 0330
info@tiafair.com
www.tiafair.com

Text and Photos: Mikey Richardson from Amoeba Corp
Translation: Sachiko Kurashina

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