デイビッド・シュトルヒ「十二夜」

HAPPENINGText: Mikey Richardson

7月1日はカナダの建国記念日「カナダ・デー」。僕の住むトロントの街でも数多くのイベントが開催された。夏の日ざしが心地よい週末。沢山の人たちがビーチやハーバーフロントなどに脚を運んだらしい。コテージでのひとときや、キャンプを楽しむ人たちは北へ向かう。そんな中僕達はどう過ごしたかというと、まず日中は暑さから逃れるために家でゆっくりし、夜はハイ・パークで毎年開催される、キャンステージ・ドリームの初日に行くことにした。7月と8月の2ヶ月間に渡り、シェイクスピアの演劇が野外ステージで繰り広げられるというイベントだ。今年の作品は「十二夜」だ。

このイベントの素晴らしい点は、芝生の上に毛布などを敷いて、横になりながらゆったりと鑑賞できること。家から持参したお菓子をつまみながらでも勿論OKだ。日が陰る頃に劇はスタートし、終了時にはすっかり真っ暗で、ライトが出演者を照らす。もしシェイクスピア演劇独特の言語や、ちょっとでも今、舞台で何が起こっているのかが分かれば、芝居はかなり面白いものととらえることができるだろうし、適切な箇所で笑うこともできるだろう。

お芝居の鑑賞料は特に設定はされておらず、自分が妥当だと思う額を払うシステムになっているが、15ドルからスタートというのが唯一のルール。開催は木曜日から日曜日までで、午後8時からのスタート。約2時間のショーの間、休憩は一切無し。だからこそ、ちょっとしたおつまみや毛布などは必需品だ。虫よけスプレーも必ず携帯することをお勧めする。

ハリウッド映画もいいけれど、こういった肩ひじを張らずにハイ・パークで気楽に楽しめる夜のイベントもなかなかのものだ。天然のエアコンもあるしね。

Twelfth Night, or What You Will
監督:David Storch
会期:2003年7月1日(火)〜8月31日(日)
会場:High Park Toronto
TEL:+1 416 368 3110
https://www.canstage.com

Text: Mikey Richardson
Translation: Sachiko Kurashina
Photos: Sandi Gidluck

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