東京ドール・ショー
最近、友人のデリック・ホッドソンに勧められ、トロントのデザインエクスチェンジセンターで開催された、東京ドールショーを訪れてみた。
カプセル・トイの大流行にみられる、新しい動きは気になっていた。しかし、それが展覧会になるとは思っていなかった。ここにある写真は、僕が気に入った中のほんの一部だ。木材から色々なタイプのプラスチック、そしてぬいぐるみと、実に幅広い素材とスタイルの作品を見てまわるのは、非常に楽しかった。確かに、このようなアーティストたちは、人形とおもちゃの世界を再定義している。イラストレーターでありデザイナーである僕としても、古いメディアビジネスの型を壊したこの展覧会でインスピレーションを得た。
この展覧会のウェブサイトをチェックしてみると、次のようなことが書かれていた。『現代の人形はその形、スタイル、日本のアンダーグラウンドなポップカルチャーという、カルチャー言語を表現する為に作られている。日本とカナダのオリジナル人形達をこの展覧会では紹介し、アート、デザイン、商品の境界線を模索する。』ウェブサイトでは展覧会で紹介された人形を見ることができる。
参加アーティストは、アンザイ・アラタ(東京)、アラカワ・ジン(東京)、アインシュタイン・モバイルカー(東京)、ホボヤード(トロント)、イノウエ・マサカズ(長崎)、キタ・ユキ(千葉)、ナカガワ・タケジ(長野)、セス・スクライバー(トロント)、セキグチ・ヒロユキ(埼玉)、ナカノ・カツトシ(愛知)、キリコミック(東京)、オオクボ・キョウコ(東京)、ヤマギワ・マツヒロ(東京)、タカハシ・ノブユキ(埼玉)、オキコキコ(東京)、ワンダーファーム(埼玉)。
Tokyo Doll Show
会期:2003年10月8日(水)〜26日(日)
会場:Toronto Dominion Centre
住所:234 Bay Street, Toronto
TEL:+1 416 363 6121
https://www.tokyodoll.com
Text: Mikey Richardson
Translation: Naoko Fukushi
Photos: Sandi Gidluck