ラード・バーマン展「テイキング・タイム(アウト)」

HAPPENINGText: Bastiaan Rijkers

ラード・バーマンの初の個展が、リューワーデンにあるフリース博物館で行われている。「ノーデルリヒト」展の写真部門としての開催のこの展覧会。ここ3年の間に彼が制作した作品の数々が紹介されている。


Vila Doria Pamphili, Rome, Italy, 2002

バーマンはオランダのハーグにあるハーグ王立美術学院にて写真を専攻。97年の卒業と当時に、その華々しいキャリアがスタートされ、カープ、BLVD、ベンといったクライアントワークを次々とこなす。「コラージュ」と自らが呼ぶテクニックを始めたのが98年から。マッキントッシュとスキャナーを購入した時である。


Praca do Comércio, Lisbon, Portugal, 2000

事故や有名人といった「エキストラ」の助けを借りずに、興味深い画像を作ることに常に興味を持っていたバーマン。既存の現実世界で力強いイメージを作り出すには充分だという。撮影された写真を通して写真家の個性をどのように示すことができるかについて、彼はいつも考えていた。

彼が最初に影響を受けたのは、エド・ファン・デア・エルスケン。エドのドキュメンタリーなアプローチで確信に迫る方法が気に入ったからだ。その他にもナン・ゴールディン、ラリー・サルタントーマス・ルフ、ハンス・ファン・デル・ミーア、ハンス・アルスマン等にも影響を受けている。彼の作品からも見受けられる通り、それら影響を受けたアーティストの作品も、自主的にドキュメンタリータッチで制作されているのは、彼自身も認めるところだ。


Ponte Sisto, Rome, Italy, 2002

学生時代の当初から、彼は常に自身が見過ごしてきたものを「発見」し続けてきた。それは決して彼を離れることのないもので、それが最初で何よりも優れたクオリティーであると信じている。単に奇妙な考えやアイデアのように見えるものが実際に画像に変換できるかどうかを発見すること。これはまた彼を彼の現在の作品に導いた。彼のドキュメンタリースタイルの撮影方法と新しいデジタル技術と可能性の好奇心を通して、彼はドキュメンタリーと舞台写真の中間のような現実のコラージュを作るというアイデアに辿り着いたのである。

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