マイケル・スウェイン

PEOPLE


CCAC ワティス・インスティトュートが、寛大なプロジェクトを発表した。その名も「現代アートにおける交換の為の戦略」。

もうすでに10年以上の時間が流れてしまったが、アーティスト達は常にメディアとしての寛大性という考えについて探究してきた。そして2日間に渡って開催された討論会では、アート制作と寛大性の狭間にある複雑な関係についての探究が行われた。現代アートはどのようにしてオーディエンスに直接的に近付くことができるのか。そしてどのようにして世間の興味に応えることができるのか、についての難題がパネリストによって討論されたのだ。

パネリストの中には、カルロス・バスアルド、ピーター・コヨーテ、マリー・ジェーン・ジェイコブ、ベン・キンモント、セザーレ・ピエトロイウスチ、ヨルゲン・スベンソン、マイケル・スウェイン、テンポラリー・サービスズ、ジェーン・ヴァン・ヒースウィズクの姿を確認することが出来た。寛大性というのは、人々にとって現代アートと共に、第一に考える事柄ではないようだ。しかし、これは最近の手荒い状態において鳴り響く特性とも言える。つまりこれこそがカリフォルニアカレッジ・オブ・アートアンドクラフトで行われた、「寛大なプロジェクト:現代アートにおける交換の為の戦略」の週末討論会と、与え、交換することのアート的な行動における大規模なプロジェクトシリーズがアピールされてきたか、の理由なのだ。

ザ・レジェンダリー・ディガースの共同設立者のピーター・コヨーテは、状況主義のスタイルを持つ60年代のグループは、ザ・ハイトにおいて革命的なフリーストアーを設立し、要旨をとなえたスピーチを優雅に行った。


Left: Michael sewing patch on this man’s leather jacket in Tenderloin area of San Francisco.
Right: Cart completely unfolded during rainy day. Entire cart desinged and fabricated by Michael Swaine.

パネリストの一人、マイケル・スウェインは織物デザイナーでもあるのだが、彼はサンフランシスコの路上をカートを押して歩いていた。そこで彼が行っていたのは、ブローカー、学生、労働者、両後者を相手に無料で仕立てるサービスの提供だ。これこそ「REAP WHAT YOU SEW:自分で縫ったものに再度手を掛けること」だ。


Compact and collapsable for mobility.

1週間に渡り、直しが必要とする人のサービス提供のために中心街のいつもの道を歩き回った。そんな彼を彼自身は、放浪の仕立て屋、と呼んでいた。
このどこでもカートは、CCAC ワティス・インスティトュートがスポンサーとなり作られた。雨の日も晴れの日も、CCACから彼の旅は始まっていたのだ。

Text: Amy Franceschini and Glen Helfand
Translation: Sachiko Kurashina

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