ゲーリー・ムイ

PEOPLE


今月はゲーリー・ムイを紹介しようと思う。CHALKのプロジェクトで何度か一緒に仕事をしたことがあるフォトグラファーだ。
先週、香港のファッションウィークでゲーリーと偶然出会って、彼がデザイナー、ウィリアム・チャンの服の写真を撮るので、僕にファッションショーのビデオを撮って欲しいと頼まれた。ファッションウィークも終盤に差し掛かっていたので、ほとんどのモデルが疲れきっていた。それでもゲーリーと僕はバックステージへと乗り込んでいった。

中に入って行くと、写真に写っている数人のモデルを除いて、返事がほとんど返ってこなかった。そんな中で仕事を開始。まるで僕達のカメラのレンズが彼等のコミュニケーションを遮断していたかのような、部屋の重苦しい空気に気付かずにいられなかった。
聞こえてきたのは、スタイリストの声とヘアスプレーの音のみ。香港の男性モデルは、時間をかけて磨きあげられ、ストリートモデルとグラマーなモデルが並んでいる様は、僕にとってちょっと居心地の悪いものだった。僕がカメラのレンズのキャップを外すたびに、ある男性モデルがカメラの前でジャンプしてアピールしていたが、何とかそれをかわそうとした。彼はしばらくの間やっていたが、そのうちあきらめたようだ。

ゲーリー・ムイは、全ての男性フォトグラファーがそうであるように、特に女性の前ではプレイボーイの柔軟さを兼ね備えている。僕はまわりの人達と同様に、部屋の中では静かにしていたのだが、ゲーリーがモデル達に話しかける声が絶えず聞こえていた。そして彼のすばやく反応する腕を駆使して、モデル達をパーフェクトなアングルでとらえていた。僕は撮ったフィルムを後で編集することができるけど、ゲーリーの場合は、「今」のアクションをつかみ取らなければならないのだ。

ショーが終わった後で、彼にいくつか質問をしてみた。

名前:ゲーリー・ムイ
職業:フォトグラファー
趣味:女性の写真を撮ること、いい音楽、サッカー、TVゲーム、雑誌収集
服:オークレーのジャケット、カーハートのジーンズ、アディダスのスニーカー
嫌いなもの:汗をかくこと。真夏のクラブでの、ものすごい量の汗
グルーブ:80年代のデュラン・デュラン、スパンダー・バレエ、デペッシュ・モード
鎮静剤:空調、冷たい飲み物、エラ・Qシャンハイのモデル
好きな食べ物:チキン、揚げ物、蒸し物など
目標:フォトグラファーとして成功すること
悪い癖:散らかし屋。家はいつでも散らかり放題
好きな飲み物:アイスカプチーノ、アイスティー
思考:白昼夢

Text: Calvin Ho From Chalk Magazine
Translation: Mayumi Kaneko

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