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蜷川実花・蜷川宏子 二人展:写真とパッチワーク・キルト、母と娘のコラボレーション

HAPPENINGText: Noriko Yamakoshi

2012年2月8日より、東京・ラフォーレミュージアム原宿(ラフォーレ原宿6階)にて「蜷川実花・蜷川宏子二人展」が開催されている。

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開催初日前夜、同会場にてプレス・関係者を招いたオープニングパーティーが催された。
会場に足を踏み入れると、子供達のにぎやかな笑い声とはしゃぐ声。そして蜷川実花のビビットな作品群を象徴するような、鮮やかなフューシャピンクをベースにした展覧会サインが来場者を出迎えてくれる。数々の著名人から贈られた、溢れるばかりに飾られたお祝いの花達がエントランスを花道のように彩り、場内へと誘う。

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2011年、金沢・大阪で初めて実現されたこの展覧会は、蜷川実花が母・蜷川宏子の為に暖めていた企画展だという。舞台芸術家・蜷川幸雄の長女である実花氏は、木村伊兵衛写真賞をはじめ数々の賞を受賞してきたフォトグラファー。同時にファッション・CM分野でもインパクトのある活躍をみせ、土屋アンナ主演「さくらん」では映画監督として新たな道筋をそのキャリアに加えた。また2008年東京・オペラシティーアートギャラリーを皮切りに全国を巡回した個展では総計約18万人をも動員したアーティストでもある。宏子氏は、女優として夫・蜷川幸雄も在籍した劇団青俳などをはじめ、舞台・映画で活躍。出産後は育児に専念しながら、新たな表現の場としてパッチワーク・キルトを基礎から学んだ。

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会場では、艶やかに咲き誇る花々や蝶をモチーフにした、蜷川実花による写真作品と、蜷川宏子によるパッチワーク・キルト作品が展示され、壁紙は二人の作品の鮮明さをより際立たせる鮮やかなピンクやオレンジ、ブルーなどで彩られている。

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親子の思い描く夢の子供部屋なのだろうか、二人の作品がふんだんにコラージュされたユニークな空間展示や、着物作品、そして互いのコラボレーション作品など、場内には合計約170点の作品が一堂に展示されている。

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