アート・ステージ・シンガポール 2011
HAPPENINGText: Alicia Tan
Huang Tung-Lu, “Android”
更に著しいギャラリーとしては、台北と上海に拠点を置くリン・アンド・リン・ギャラリー。ブースでひときわ目を引いたのは、ホアン・トゥンルによるサイケデリックな3Dビデオと静止作品。来場者は暗い部屋へ誘導され、貸し出される3Dメガネを通して作品を眺める。
Liu Zhuoquan, “The World of Thousands”
もう一つ異彩を放っていたのは、古い中国の鼻煙壷を精密で今も壊れそうな様子で展示した、パープルルーフ・アート・ギャラリーのリュウ・ジュオクァンによる作品「ザ・ワールド・オブ・サウザンズ」。現代の消費社会に対するメッセージを持つ。作品の独特で一つ一つ異なる鼻煙壷を人々はじっくりと観察していた。
Fost Gallery
また、シンガポール発のフォスト・ギャラリーもシンガポールのアート業界を明確に映し出していた。展示された3名の若手シンガポール人アーティストによる作品は、建築作品とミックスメディア作品のほど良い混合だ。
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