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KENSHIN

PEOPLEText: Akihiko Hamada

現在ニューヨークを拠点に、ヘアスタイリストとして活躍するKENSHIN氏。ファッション誌での撮影やランウェイコレクションのヘアスタイリングなどで世界中を飛び回るなか、大阪中津にあるヘアサロン「THE SALON」ではイメージ面での様々なビジュアル作りの制作をプロデュース。また同時にNPO法人「JAPAN HAIR DONATION & CHARITY」を設立し、幼くして髪の毛を失った子供達へのウィッグ制作のため毛髪の寄付や資金援助を求めている。

幅広い活動を行う、日本が誇るトップヘアスタイリスト、KENSHIN氏のクリエイティブの核心を迫るべくインタビューを敢行した。

KENSHIN

大阪出身とのことですが、ヘアスタイリストになるまでの経緯を簡単に教えていただけますか?

東京のヘアサロンで所属しながらアカデミースクールで学校の先生として働いていたのですが、私が影響を常に受けていたファッションやアートの世界に携わりたいという思いから、雑誌エディトリアルページ、広告、ファッションショー等のビジュアル制作に関わるヘアスタイリストとして活動する様になりました。

しかしながら、最初はどうスタートしていいかわからず、無我夢中で自分の作品を作ったり、編集者に売り込みにいったりと、今、振り返ればなかなか苦労もしていた気がします。

30歳で渡米してからは大御所であるメイクアップアーティスト、ステファン・マレー氏や、ヘッドスタイリストのジュリアン・ディス氏等が所属する「L’ATELIER」というエージェントに声をかけられ、在籍するようになりました。

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2000年より拠点をニューヨークに移されるまで日本で活動されてたようですが、どのようなお仕事をされていたのですか?

2000年以前までは、日本でヘアメイクアップアーティストとして活動していました。

ニューヨークに拠点を移そうと思ったきっかけは何だったのですか?

ニューヨークに拠点を移そうと考えたのは、広く世界で活躍をしてみたいというのがきっかけです。それは確実に自分の人生の糧になると確信していたのと、私が常に影響を受けていたファッションの世界は海外のファッションエディトリアルワークであったというのが理由です。

現在日本には仕事で年どれくらい戻って来ますか? 

プロジェクトやクライアントのスケジュールにも寄りますが、約半年に一度は日本で活動しています。

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その他一年で仕事、プライベート問わずよく訪れる国、都市はどこですか?

仕事では東京、パリ、ミラノ等の都市が多いのですが、撮影なので世界中を色々訪れる事が多いですね。例えばパナマの無人島であったり、モナコだったりと様々ですが、個人的にプライベートで大好きな所は、サンフランシスコとイスタンブールです。

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