マリア・ヴィットリア・ベナッティ
PEOPLEText: Mariko Takei
オーストラリアのマガジン「Curvy 5」や「Grafuck 3」にも参加されていますね。
どちらの場合もメールでパペットの絵を送ったことがきっかけです。「Curvy」ではその広告イメージとしても採用されました。
Artwork for Grafuck 3 book release art show at Gallery Nucleus © Maria Vittoria Benatti
「Hi!」というアーティスト名はどのようにして生まれたのですか?
私の名前が長いので、自己紹介するのに、何かもっと簡単で、親しみがある名前が必要でした。
作品を制作する際、どのようなアイディアを持っていますか?
特にないですね。私のイラストの殆どは、落書きから生まれています。シンプルで人工的な絵を描くのが好きです。同時に表現豊かな装飾的スタイルも追求しています。
Sculpture for graduation at the Accademia di Belle Arti di Bologna © Maria Vittoria Benatti
ファッション、アート、音楽、人など、思いつくもので何でも好きなものは何ですか?
最近は、立体に興味があります。卒業制作でも立体作品を作りました。アーウィン・ワーム、エルネスト・ネト、スタジオ・ヨブ、トミー・ストッケル、ケイト・マクグワイアなどが好きです。最近は、彫刻などの立体、デザイン、ストリートアートやイラストの境界はあまりなくなってきています。
音楽では、キャットパワー、ファイアリー・ファーネイシズ、バーナード・フライシュマンなどインディーバンドが好きですが、最近はパワフルでシニカルなノー・ミーンズ・ノーがお気に入りです。
今回のSHIFTカバーデザインについて、どのようなアイディアで制作しましたか?
テクスチャーのひとつを使用してアニメーションを制作しました。静的で装飾的なイメージから感情を表現しました。
今後はどのようなことをしてみたいですか?
彫刻やアニメーションなど、今後は3Dを追求していきたいです。
Text: Mariko Takei