アルス・エレクトロニカ 2004
HAPPENINGText: Simon Scheiber
今年で25年目を迎えるヨーロッパ最大のメディアアートの祭典、アルス・エレクトロニカ。25周年を記念し、「タイムシフト:25年後の世界」というテーマのもと、今年も、9月2日から7日の6日間、オーストリアのリンツで開催された。
今年もアルスでは、科学者やアーティストなどによる意見交換やディベート、インスピレーションを得たい人達の為のシンポジウムが行われた。また1週間に渡り、インスタレーションやパフォーマンス、パネルディスカッションなど様々な催しが行われ、街全体にデジタル・アートが溢れていた。
ミュージアムやギャラリーでは、今年のフェスティバルを体験する機会を提供する為にパネルディスカッションの模様をインターネット上でストリーミング上映を行っていた。また街の主要な広場は、音と映像によりタイムマシーンと化していた。
アルス・エレクトロニカ・センターはそれ自体、常に発展し続けており、昨年の「ガリバーの世界」をはじめ、全く新しい展示を展開している。言ってみれば、ユーザーと協力しあい生まれる、リアルとバーチャルが混合した世界だ。ぜひこのセンターのバーチャル・ガイドで、「ハンフリーII」や「スーラ・テーブル」のようなプロジェクトの情報をじっくり読んでみてほしい。
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