SHIFT 2009 カレンダー

THINGSText: Yurie Hatano


Shift 2009 Calendar / Bjørn Brochmann

ビョルン・ブロックマン (ノルウェー)

ノルウェー、オスロ在住。デザイン/イラストレーション・スタジオ「コマンド・グループ」の創設者の一人。

作品解説:「驚くなかれ!山にはまだ巨人が住んでいる!」ノルウェー民話で重要な役目のトロールや巨人たち。この作品は、そんな伝統に敬意を表している。「フォトリミックス」は、写真とイラストレーションという2つの表現の領域を探るプロジェクト。写真提供はダミアン・ヘイニッシュ。


Shift 2009 Calendar / Karin Hofko

カリン・ホフコ (ニュージーランド)

踊ること、チョコレートマフィン、ソファーで寝ること、映画を観るのが好き。親友は、レインボーモンキー。彼は愉快な気持ちにさせてくれるし、マフィンの上手な焼き方を知っている。

作品解説:「魂は体から抜け出し舞い上がる!」オークランドにあるニュージーランド・フィルムアーカイブで、アメリア・ハリスに出会ったのは、ごく最近のこと。そこで働く彼女と軽く食事と会話をした。仕事やほかの活動について話している時、彼女が1日一節を書いていると言う。それらの詩がどんな風なんだろうかと興味が湧き、毎日書き貯めている短詩をいくつか見せてもらえないか尋ねてみた。最初の例文を読んだ後、これらの言葉をベースにイラストを描きたい!という強烈な衝動を感じた。この作品は、この自然発生的コラボレーションの最初の成果のひとつ。


Shift 2009 Calendar / Gaston Caba

ガストン・カバ (アルゼンチン)

1978年、アルゼンチン、ブエノスアイレス生まれ。イラストレーター/キャラクターデザイナー。シュールでカラフルな作風が特徴。作品には、ベクターをベースとした漫画風のキャラクターが活用されるも、それぞれのイメージは、そのディテールを入れ替え、次の一歩を踏み出している。自身の創造的な役割を「人々に幸せをもたらす媒体。微笑むことは、食べるか、眠るのと同じくらい重要」と定義している。ガストンは、音楽家でもあり、ラジオポッドキャスト「エル モンテ アナロゴ」の一員でもある。

作品解説:時間のあるとき、日常のベクターワークから離れ、墨と筆で遊ぶことが好き。無秩序と秩序の狭間に起こるバトルがそこにある。複雑でぼんやりした形のお腹をすかせたモコモコモンスター。


Shift 2009 Calendar / Lya Yoshikawa Nagado

リア・ヨシカワ・ナガドー (イギリス)

1972年、ブラジル、サンパウロ生まれ。アーティストでアートディレクター。ブラジルで広告、バルセロナでグラフィックデザインを学び、現在は、ロンドンでトイ・デザイナーの夫、ヘクターと愛猫のプキと共に生活している。
自身の作品を通して彼女は語る。絵を描く心の状態、または、物静かな様子に隠れる特別な感情を伝える必要性がある。彼女の明るくなめらかな色彩は、心の底にある大切な感情をしばしば偽っている。
「SCREAM SECRETS SOFTLY(密かに優しく叫ぶ)」が、彼女のモットー。

作品解説:「モモミ」は、やんちゃな時期の一人の女の子。ずっと忘れていたパステルの使用を再発見した作品で、パステルは日本人学校(小学校)時代によく使用し絵を描いていた。ぼんやりとした静止画で、その色の濃さや、幼い頃の自身のメンタルな部分を現している。


Shift 2009 Calendar / Salotezumo

SALOTEZUMO (日本)

1985年生まれ、東京都在住。アートワークや、それを軸としたデザインワークなど、創作活動を展開中。

作品解説:直感的に良いと感じたイメージを集約して制作しました。


Shift 2009 Calendar / Beto Shibata

ベト・シバタ (ブラジル)

1975年、ブラジル、サンパウロ生まれ。2歳になる息子と妻と暮らしている。カラフルなスニーカーとソックスがトレードマーク。ブラジルMTVでアートディレクターとして働いている。目下、近所の日本食レストランが大のお気に入り。

作品解説:色、形、意味。自分のそれを探して、素敵な日を過ごそう!

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