デイドリーム・ネイション
演劇とファッションを愛する人々に常にメッセージを発信していますか?それとも単に彼らの感覚を刺激することが大事なのでしょうか?
メッセージは常にデザインの鍵となっています。演劇とファッションを跨ぐことでさらに幅広いオーディエンスにメッセージを広げることができると信じています。ファッションはいつも表面的な印象を与えがちですが、それだけではないということを伝えたいんです。
インスピレーション自体は抽象的なものです。どのようにして発展と並行させていけることができるのでしょうか。何か不安や衰えなど感じることはありますか?
面白いことに私達には問題が起こったことが一度もないんです。インスピレーションは思うよりも抽象的ではないのです。アーティストやデザイナーが常に好奇心を持ち、オープンで子供のような無邪気でまわりの物事に興味を持っていれば、世界はいつも新鮮で驚きに溢れています。少し生きる速度を落とし、「心から」注意深く物事を見つめるとインスピレーションは永遠に無くなることはないのです。しかし、アイディアがありすぎる事も、焦点がそらされたり、自身が残酷になったり、しまいにはそれらをゴミ箱に捨てなければいけなくなったりと問題にもなりえます。
もしもその日がきたらどうしますか?
本を読む、写真を撮る、絵を描く、物を書く。インスピレーションがくるのを待つ以外のことは何でもやりますね。そうなったらインスピレーションは決してこないと思うので。
もし、デイドリーム・ネイションが民族衣装をデザイン、もしくは再デザインするとしたらどのようなものを選びますか?その理由も教えてください。
デイドリーム・ネイションの民族衣装ですか…。それはきっとDIYになるでしょうね。みんながそれぞれの服をカスタマイズしたり、少しばかり混沌としているかもしれないけれどすごく楽しそう!皆が同じに見えるような、フォーマルなものには確実にならないでしょう。
今日、人々はどのようなことについて空想していると思いますか?
世界で起こっている全ての戦争の終わりを夢見ているでしょう…でも馬鹿な政治家は何も理解ってはいません。そして彼らは新鮮な空気を吸うことも夢見るでしょう、マクドナルド以外の何かおいしいものを思いっきりほおばることもね。
どのようにデイドリーム・ネイションは人々に記憶されていたいですか?
年齢、時代、人種は関係なくみんなが常に楽しんでいて、普通見逃してしまうような人生のディテールに喜びを見出せるようなイメージかな。
お互いを表す色を選び、その理由も教えてください。
ケイはジンに赤を。なぜなら彼は情熱的だから。
ジンはケイに紫を。ケイには赤と青の両方の面があり、理性を失ったような衝動的な部分とクールで落ち着いた部分があるので。
最後に読者にメッセージをお願いします。
何が何でも、夢を見続けること!あなたは一人ではないのだから。
Text: Waiming
Translation: Junko Isogawa
