アグネスホテル・アートフェア 2008
ホテルを舞台としたアートフェアは、ニューヨークのチェルシーホテルなどが有名だが、日本での先駆けとなるのが、アグネスホテル・アートフェアだ。神楽坂の長期滞在型ホテル、アグネスホテル&アパートメンツ東京を舞台に、4回目の今年は1月11日から13日まで開催され、2500人のアート好きが足を運んだ。
日本のアートシーンを代表するギャラリーから、一石を投じる気鋭のギャラリーまで、現代美術を専門とする33軒のギャラリーが出展。ホワイトキューブを飛び出してベッドやお風呂に、意図的に(あるいは無造作に)置かれた現代アートは、人の暮らしの文脈により近づいて、違った顔を見せていた。
正直なところ、それほど日本のアートシーンに明るくない。だから、名前は知ってるけど見るのは初めてというギャラリーも少なくなかった。ちまたで噂の高円寺の無人島プロダクションは、チンポム作のネズミピカチュウがお出迎え。
気になる展示ばかりで要チェックだったGallerie SHOには、ヘルムート・ニュートンのウン千万という作品のケースがそっと置かれていてハッとする。
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