SHIFT 2007 カレンダー

THINGSText: Yurie Hatano

中井良尚 (日本)

デザイナー。1980年生まれ。東京都在住。デザインワークと並行してグラフィックアート、タイプフェイスの制作、発表を行う。独自の文字を使った、ゆるくてやわらかい表現を追求しています。

作品解説:自宅近くの風景。光、空、風、花、土、水、そして温もり。全てのものが混ざって、溶けて、いい日和が存在しています。

MrMr (イギリス)

イギリスのグラスゴー在住のMrMr。クリエイティブ集団「CAYDNSS」のメンバー。イラストレーターとして活躍する他、自身のアニメーション作品の制作や展示なども行う。

作品解説:あるクラブナイトに使われた即席のイラストレーション作品。

アー・ヤン (香港)

80年代、香港生まれ。IVEデザイン科を卒業。卒業後、グラフィックデザイナーとしての活動を開始。何かを探求するのが大好き。異なる表現方法を見つけようと模索中。変わる事は素晴らしい事と信じる。

作品解説:静かで美しい作品のテーマは「サイレンス」。人間の姿を描いた。力強さを表現するため太いブラシを使用。色彩のコントラストと空間のバランスがこの作品のポイントです。

横山博昭 (日本)

1977年 日本の岡山市生まれ。大学で建築を学び、2004年にフリーランスのDESIGNERになる。morldとして2005年より活動。CI・WEBサイト・イラスト・印刷物などを手がける。<!–アトリエは東日本橋にあるUchida Bldg complex内。–>人は、生きる中での様々な行動の動機の根源において、他者とのコミュニケーションを欲していると考えている。
『僕がものをつくるとき、もし意味の無い仕組みでできあがっている世界であれば、僕はそれをひっくり返して考えます。worldをひっくりかえしてmorld(マールド)という名前でものをつくっています。』

作品解説:まず自分の感じる気持ち良さにしたがって丸っぽいものをひとつ描きました。そのまま気持ち良さに従い、気持ちの良い大きさや形を、気持ちの良い距離感で、全体としての気持ち良さを感じながら次々と描きました。そして、気持ちの良い始まりを忘れないよう、最後に印を付けました。この気持ち良さは人生の至る所にあります。僕はそれを感じられるよう生きている気がします。

菊地和広 (日本)

1974年北海道生まれ。home inc.在籍。グラフィックデザイナー。広告媒体を中心とした仕事の傍ら、独自のフリーペーパーを通しての作品も展開中。

作品解説:「early faces」というシリーズの一作品。カレンダーとしての機能を使い果たしたら、自分の好きなカタチに切り取って、お面になるという“便利”なグラフィック。

カタルツーナ・ アンブロツィアク・ジャブロンスカ (ポーランド)

ポーランド出身のグラフィックデザイナー、フォトグラファー、プリントメイキングアーティスト。疑問を持ち、答えを探し、未知の分野や問題を探求し、異なるメディアを掛け合わせながら仕事をする。そのようにして、自分のコミュニケーション言語をつくる。

ファインアーツ・アカデミー卒業後、デンマーク政府奨学金を受け、コペンハーゲンのデンマーク・デザイン・スクールで学ぶ。その後「サーチ&サーチ・ポーランド」と「プリント・エクストラ」デザインスタジオに勤務。

作品解説:時間、空間と、その共存が、プリント、フォト、ビデオなど、手がける全てのアートフォームに置いて探求しようとしているテーマです。この「タイムスペース・トレース11」はタイムスペースの跡を明らかにしようと試みた大きなシリーズからの作品。

SHIFT 2007 CALENDAR
リリース:2006年10月20日発売予定
仕様:28ページ、210 x 297mm、カラー
価格:1,360円(税込)
企画・制作・販売:SHIFT FACTORY
取り扱い:世界各地のセレクトショップにて販売予定。

SHIFT 2007 CALENDAR 展
会期:2006年12月4日〜28日
会場:ソーソーカフェ
住所:札幌市中央区南1西13 三誠ビル1F
TEL:011-280-2240
https://www.shift.jp.org/soso/

Text: Yurie Hatano

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