ソナー 2006
ダンスミュージックでは、毎年このフェスティバルでお馴染みのマシュー・ハーバート、ミス・キティンや、リッチー・ホウティン、デトロイトのライアン・エリオット、フランスのローラン・ガルニエ、カナダのティガなどを見ることができた。
Tiga
坂本龍一とアルヴァ・ノト。2人のアーティストのコラボレーション。最先端の音楽とテクノロジーの狭間をゆく作品や現代音楽シーンにおいて、最も偉大な作曲家でありミュージシャンの一人だ。坂本龍一は有名な「イエロー・マジック・オーケストラ」のメンバーであり、18の映画のサウンドトラックを手がけている。
Ryuich Sakamoto + Alvar Noto
一方、アルヴァ・ノトとして知られるカールステン・ニコライは、ビジュアル&サウンドデザインの分野の担い手の一人として知られるようになったアーティストだ。彼を現代のエレクトロニック・ミュージックにおける新しいミニマリズムのアバンギャルドにしたのは、ハイブリッドな作曲編成にアートと音楽。
Alvar Noto
これがソナーの始まりであった。坂本龍一のピアノとアルヴァ・ノトのコンピューターによる、サウンドとビジュアル効果の繊細なコンサート。ピアノのサウンドをリアルタイムでイメージにした動きを映し出す巨大で水平なLEDスクリーンを間にして、2人はステージの両端に分かれていた。
コンサートの間、2人のコラボレーションが互いに補い合い、理解と共鳴の境地に到達していく様を見ることができた。坂本の妙技はノトのイメージと空気に完璧にマッチしていた。
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