ヴィドヤー・ガスタルドン
PEOPLEText: Yurie Hatano
DOTMOV 2004で作品「Yellowrama」が選出された作家でもあるフランス人アーティスト、ヴィドヤー・ガスタルドンの初個展が、スイスのクンストミュージアム・トゥーンで行われる。本展で彼女の個性的なドローイング、インスタレーションの数々を披露する。
Portrait of Vidya Gastaldon
ヴィドヤー・ガスタルドンの作品には、ほがらかさが溢れている。風景、虹、花、心、そして笑顔。装飾的なアプローチや子供っぽさの要素も惜しげなく現す。ドローイング、オブジェ、インスタレーションに見られる様々なエレメントを掛け合わせ、人間的であることをアピールすることによって、彼女は自身の主旨を押し出すのである。つまり、彼女の作品を非現実的な感傷として解釈するのは適切ではないだろう。
Usine Nuclearama © 2004 Vidya Gastaldon
また、この展覧会に連動してクンストミュージアム・トゥーンでは、オランダのアーナウト・ミックによるビデオ・インスタレーション作品「Osmosis and Excess(2005)」も展開される。
Vidya Gastaldon
会期:2006年4月15日(土)〜6月18日(日)
会場:Kunstmuseum Thun
住所:14 Hofstettenstrasse, 3602 Thun, Switzerland
TEL:+41 (0)33 225 8420
https://www.kunstmuseumthun.ch
Text: Yurie Hatano
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