NULL*
PEOPLEText: Yurie Hatano
SHIFのカバーデザインのコンセプトは何ですか?
2006年3月11日から31日まで、札幌のSOSOで開催されるnull*の3rd展覧会が終了するまでの時間をカウントダウンしています。今回の展覧会のコンセプトは「×0」。全ての数字は「0」を掛けると必ず「0」になる。展覧会の終着点を「0」と見立てて、それに向かってカウントダウンしています。文字を構成する各ドットは出展作品をトリミングしたものです。
デザインと動きは、.spfdesignの鎌田君、コンセプトデザインがボクです。鎌田君とは結構付き合いが長く、彼がまだカナダにいた頃からの知り合いです。彼と出会ったおかげで、ボクはフラッシュをさわるのやめました。彼にはかなわないなぁと思いまして。(笑)
今後の計画や、チャレンジしたいことはありますか?
そうですね。このnullのプロジェクトは、特に海外に意識を向けていきたいです。海外の違う文化の人々にnullの作品をどう感じるのかに興味があります。きっと、日本人よりもちゃんと日本を感じてくれるんじゃないかと思います。(笑)
また、海外に行くと日本の良さがよく見えます。異文化に触れることで、自分の感覚が成長や変化をします。なので、自分の変化のためにも海外に意識を向けていきたいですね。
最後に読者にメッセージをお願いします。
デザインや作品作りはスポーツのような意識があります(ボクにとってはサッカーですが)。勝利するために試合をするのですが、勝つことが全てではありません。負けたら楽しくないのですが、w
原点は、楽しいと感じたからなはずです。なので、その原点をもっとも大切にしたいと考えています。
そして、ボクにとって、デザインや作品を作ることはコミュニケーションですので、自分のいいと思うものを作り、同じようにいいと感じてくれる方との新たな出会いも想像しています。
笑いあいながら共感しあえる、新たな出会いができることを楽しみにしています。
null* in Sapporo Exhibition
会期:2006年3月11日(土)〜31日(金)
開場:11:00〜21:00
会場:SOSO
住所:札幌市中央区南1西13三誠ビル1F
TEL:011-280-2240
協賛:BEAMS T、PRINT’EM、Pioneer
https://www.shift.jp.org/soso/
Text: Yurie Hatano