アンドレア・ジッテル展「クリティカル・スペース」

HAPPENINGText: Carlos J. Gomez

先週からニュー・ミュージアムで開催されているアンドレア・ジッテルによる「クリティカル・スペース」は、この影響力を持ったアメリカ人アーティストである彼女の、母国における初の包括的な中期作品回顧展となった。


Andrea Zittel, A-Z Homestead Unit, 2001-2005, Photo: Christopher Dawson

ジッテルの作品は、近年だけで広範に渡る注目を呼んでいるのだが、彼女は過去16年の間、膨大な数の作品を作り続けている。彼女の作風を興味深いものたらしめている特徴とは、個人生活における体験を頻繁に調べることと、建築学、景観学、インダストリアルデザイン、彫刻、ファッション、絵画という、彼女が関心を持っている学問の範囲にある。


Andrea Zittel, A-Z 1994 Living Unit Customized for Eileen and Peter Norton, 1994, Steel, birch, plywood, paint, foam mattress, glass, mirror, lighting fixture, upholstery fabric, appliances and household objects

彼女が衝動に駆られてデザインした作品が商業ブランドと組み合わさった場合には、彼女の芸術における意図は不確かなもので、または最低でも滑稽なものに思える。彼女は作品を「A-Zアドミニストレイティブ・サービス」によって発表して、最終的には販売する。

その結果は、アートやデザインが今日極めて頻繁に突き当たる、緊迫感が暗示されるものと思われる。声を上げて芸術の位置まで高められようとするデザインはどこにでもあるものだ(そうあなたのポケットの中にも)。アンドレア・ジッテルの作品というのは家にいたいというような芸術なのである。

Andrea Zittel: Critical Space
会期:2006年1月26日(木)〜3月24日(金)
時間:12:00〜18:00(日・月曜日休館)
会場:New Museum of Contemporary Art
住所:556 West 22nd Street (at 11th Avenue) 10011 New York
TEL:212 219 1222
https://www.newmuseum.org

Text: Carlos J. Gomez
Translation: Yuhei Kikuchi
Photos: Courtesy of the New Museum of Contemporary Art

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