「生活復興」写真展
津波は家族、子供達が戯れていた家、生活の糧を得ていた陸や海、かつて人が住んでいた多くの美しい場所を奪い去った。何も無い景色の背後に、何があるのだろう。
生活復興のために多くの国際援助が注がれている。
「生活復興」と題したこの写真展は、この災害による反響の一つであり、災害を受ける前の静かで美しい現地の姿が舞台となっている。このコレクションは、学友諮問遠征プログラムによって提供されたものだ。このプログラムは青少年のボランティア活動をサポートを目的としている。
展示は毎日の生活の場面を見せるように配置されている。漁場や町並み、一直線に広がるビーチ、様々な振動や活動でいっぱいの港、目には日没の美しい輝きの希望の光を写しながら走り回る子供達、それらのイメージは以前そこに何があったか、生活風景がどのくらい災害の傷を癒すかを思い出すために役立っている。
津波の余波はスリランカの海岸からタイのビーチにいたるまで、回復に時間がかかり、二度と同じことは起きないであろうほどの傷跡を残した。国々の貴重な文化は海に持ち去られ、たとえ街は復興したとしても、人々が失ったものは完全には戻らないであろう。
「生活復興」はこの損害から生み出された。過去が垣間見えたが、お金で買えない平静と美しさ、そして今の現状を知る事ができる。恐らく金銭的な援助は人々の過去と未来の復興の手助けの一部となる一番の方法であろう。あなたの気持ちが彼らを元気づけ、生活復興につながるように、このプログラムに参加しよう。
Rebuilding Lives
会期:2005年2月17日(木)〜3月19日(土)
会場:Singapore International Foundation Pacific Gallery
住所:Park Mall, 9 Penang Road, Singapore 238459
TEL:+65 6837 8700
https://www.sif.org.sg
Text: Fann ZJ
Translation: Hazuki Sekine
Photos: Courtesy of Singapore International Foundation Pacific Gallery