「エヴォリューション・カフェ」にある豊かさは、このような微笑のある豊かさ。そして、微笑みの向こうにある人も微笑む関係になる豊かさである。常套句のように「デジタルは冷たい」「デジタル世界にはリアルな関係が無い」と未だにいう人も沢山いるが、そんな人の多くも「遊べた」と言ってしまう空間なのだ。しかめっつらをするのは「アートはこうでなければ」と頑なに思い、体験もしてくれない人たちだけであった。

沢山の微笑みを支持に変えて、微笑みのIT社会を作ることができる、これらビットジェネレーションのコミュニケーション中毒こうじて微笑み喚起パッケージが作れる芸術家たちが、生活の様々な部分を豊かなものにする作品や提案が広がることが始まれば、「エヴォリューション」は成功となるであろう。それが当たり前になるまで筆者は、ささやかな「レボリューション」をこれから続けなければならないのだろう。

微笑みの「エヴォリューション」の開催期間は3月15日まで。関連イベントとして、3月5日には、ロボットブームに一石を投じるバトルマシンパフォーマンス「ライブ・エヴォリューション！カイライバンチ・バトルマシンパフォーマンス」（上写真）と12日にはフラッシュの祭典「フラッシュ・エヴォリューション！」を開催。詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。

エヴォリューション・カフェ
会期：2005年2月15日（火）〜3月15日（火）
会場：BankART Studio NYK
住所：神奈川県横浜市中区海岸通3丁目9
入場料：800円（併設展覧会２展と共通入場券）
主催：クリエイティブクラスター
https://coolstates.com/evolution/