アート・オブ・バーレスク
僕は恥ずかしながら、新進気鋭のメディアデザイナー、ジェイソン・ハイドとかなり遅れてショーに到着。ちょうどその日は猛暑の一日だったため、会場内もかなりの熱気。しかし、バーレスクの夜には完璧とも言える雰囲気だ。超満員の会場では、クールダウンするためにかなりの量のお酒を飲む人も大勢いた。
たばこの煙が充満した会場では、汗をふきつつアートについての会話を続けるだけで精一杯だ。しかし、お酒と女の子の姿を目にする度に、実際のバーレスクのホールにいるかのような気分を楽しむことができた。また、僕が期待していた通り、会場に展示されていた作品はどれも素晴らしいものばかり。そこからは、スタッフがアーティストの立場になりつつも、各々の個性を十分に尊重しながら準備を進めていた姿が伺われた。
アーティストそれぞれの、バーレスクの捉え方を見るのも興味深かった。ビールを飲もうと列に並んでいた時に「あの作品、何だか怒ってるみたいだよね」と、僕の作品についてのコメントが耳に入ってき、思わず吹き出さずにはいられなかった。
このバーレスクショーは、モントリオールにも近々お目見えするという計画もあるとか、ないとか。興味がある方は、レプレス・アバンダンのサイトを注意深くチェックしていただきたい。
The Art of Burlesque
会期:2003年7月4日(金)、5日(土)
会場:The Gladstone Hotel
住所:1214 Queen St. West, Toronto, Canada
https://www.fluffgirlburlesque.com
Text: Mikey Richardson
Translation: Sachiko Kurashina
Photos: Mikey Richardson
