チュペル・ガランジェ

PEOPLEText: Jerome Lacote

昨年カンヌで開催されたミリアで僕は、チュペル・ガランジェに会った。そこで彼は、写真がベースになったおもしろいショート・アニメーションのシリーズを紹介していたのだ。先月には、パリで行われたBD4Dで新作を発表。そして僕は、彼のインタビューを取り付けることに成功した。

自己紹介をお願いします。

チュペル・ガランジェです。1975年にフランスで生まれました。

どのようなバックグランドをお持ちですか?

1991年まで、学校でビデオについて勉強していました。その後、大学で映画を専攻し、ビデオカメラが壊れたのを期に、ウェブへと転向しました。それからモーションでいろいろと作っていたのですが、小型ですがデジカメを買った後からは、フラッシュを使っていろいろな画像を制作しています。

どのようなものから影響を受けますか?

街とか人。街に行った時は、よく人間観察をしますね。その人の動きとか。あとは音楽からはものすごく影響を受けています。

作品制作はどのように行っていますか?

音楽とか、それ以外の音をまず聴いてみることからいつもはじまります。そういった音をコンピューターやMDに入れて、歩いたり、考えたり、また歩いたり…。そうしているうちに、どういった動きやイメージを取り込もうか、アイディアが浮かんでくる。いつもこんなかんじなので、MDを思いきって買いました。

進行形のプロジェクトはありますか?

(いつものことですが)ビデオの編集を行っています。「ACTE3」を制作した時と同様(毎日沢山の写真を撮影して、ミックスする)、現在もできるだけ頻繁にいろいろなものを撮影するようにしています。新しいアニメーションやショートスト−リーの案も、どんどん頭に巡らせていますよ。

現在はどのような活動を行っていますか?

去年の12月に、キヤノンのデジタル・クリエイターズ・コンテストに参加する為に、東京に行きました。そこではとてもいい経験を積むことができました。現在は、東京で撮影した映像を編集しています。他の街の映像もミックスしたいので、近々撮影にも出ないと、というかんじです。今年の8月には、サンパウロで「ファイル・フェスティバル」というイベントが開催されるのですが、視野を広げてみたいし、それにもちろん、ビデオの撮影も行いたいので、行ければいいなと思っているところです(そうすれば、他の作品とミックスできる素材ができますし)。

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