イマジナリー・フォーシズ

PEOPLEText: Sachiko Kurashina

IFのサイトについて教えて下さい。ウェブサイト制作の経験はほとんどないそうですが、ウェブについてはどのような意見を持っていますか?

多忙で余り手をかけていないので、私達のサイトはまだまだ発展途上の段階です。私達のサイトの事を考えると、落ち込んでしまいます。現在私達は、IFのアイデンティティについて改めて考え直しています。私達がとっているプロセスの多くが、何か反応的で敏感なもののような気がしています。私達のアイディアの多くは、もっとインタラクティブにコミュニケートできるものになると思っています。この3、4年間の間に、IFという会社は著しい成長を遂げ、それ故に自分達について、そして私達が行っていることを違った方向で考える必要が出てきていると思います。


IBM e-BUSINESS CENTERS: Enviromental Design/Music, Sound Design/Brand Identity/Live Action
Client: IBM Global Services

ウェブは驚くべくものです。ウェブにおけるインタラクションには、私達の多くが引き込まれてしまいます。経験として足りないもの、あるいはもっと掘り下げて行かなければいけないものは何かと言えば、それはウェブ上でのモーショングラフィックでしょう。インタラクティビティは、私達が行う事をインタラクティビティなりの方法でやりのけてしまいます。IBMの仕事で制作した「ザ・E-ビジネスセンター」は、敏感に反応を示す空間というだけではなく(センター内で流れている音楽が、ゲストが何処に立っているのかを知らせてくれるようになっている)、センターに来たビジターが、私達がデザインしたインタラクティブ・テ-ブルなどのインタラクティブツールを試してみたり、その空間をバーチャル的にツアーできるタッチスクリーンのキオスクがあったりする場所です。

「マイノリテイー・リポート」という映画用に制作したプレビジョンのシークエンスでは、殺人事件が起こる前に警察がそれを阻止できる、という未来のビジョンが描かれています。刑事が「阻止」できる未来の出来事を、私達がバーチャルインターフェイスで制作したのです。それら(映画の中のキャラクター)を、先方がどのように使用するかは、その映像と同じぐらい私達にとっては重要なことです。

ウェブには果てしないナラティブな可能性を感じます。と言うのも、オーディエンス自身が、そこに待ち受ける多くのエキサイティングな出来事をコントロールできるからです。建築的な空間よりもメインタイトルが多くを語るというだけで、私達にとってウェブはもうすでに新たな別のツールなのです。人とコミュニケーションをとるための、もう一つの方法とも言えます。

今回制作していただいたカバーデザインについて教えて下さい。何をイメージして作られましたか?

私が一番影響を受けているのは、メディアの種類が違えども、それらが持つインタラクティビィティです。それらを通じてインタラクティブな経験を感じることができる、というのが私が一番好きなポイントです。そしてこれはまさに、モーションやスタティックなメディアから、考えを変換(シフト)することだと思うのです。今回制作したカバーからは、何か有機的で、魅惑的なものを感じていただければと思います。

この作品にはどのような制作ステップを踏まれましたか?

この作品は、私の頭の中に浮かんできたものです。このような作品の制作プロセスは、実を言うとあまり気にしてはいません…。しかし、いつか気にとめる日も来るかもしれませんね。とにかく机の前に座り、作りはじめることが私には必要なのです。


MARVEL COMICS: Logo Animation>
Client: Marvel Entertainment

現在手掛けているプロジェクトについて教えて下さい。

色々な事を沢山やっているとしか言えません。でもどのプロジェクトも楽しんでやっています。先にも少しお話しましたが、スティーブン・スピルバーグの「マイノリティー・リポート」という映画の予告編シークエンスをちょうど作りあげたところです。スタッフのカート・マチーラと私にとって、まるで誰かの頭からダイレクトにダウンロードされてきたかのようなシークエンスを作るのに、スピルバーグと一緒に主要な写真を決める作業ができたのは、素晴らしい経験でした。偉大な映画となるべくものの、そのような必要不可欠とも言えるシークエンスの構想を練るのは、本当にすごいことだったと思います。次の作品では、これまで学んで来た事をどのように取り入れ、形にしていくかを考えています。

私個人としては、NBAのバスケットボールチームのスタジアムと放送用のアイデンティの制作の真只中におり、その他にはビデオゲームのCMも手掛けています。このような分野の作品を多く制作する事に、IFとしては大きな楽しみを覚えています。ゲームはものすごい速さで成長しているものですし、この先ゲームがどの方向へと進んで行くのかを、私達がダイレクトに伝えている気がするのです。

ロサンゼルスとニューヨークのオフィスの間には、映画のタイトル、CM、そのほか何についてでもですが、常に良い意味でライバル心があります。良い仕事をやり遂げる為に、IFは今まで以上に努力を重ねています。様々なメディアの素晴らしいコラボレーターと仕事をしているのです。

IFとしての夢はありますか?

新しい物事に対しては、常にわくわくした気持ちを持ち続けたいと思います。そしてこれらも映画には恋し続けることでしょう。他の人たちと仕事を共にするだけではなく、私達は私達なりの声を作っているのです。その声で、IF独自のコンテンツが生まれ、IF独自のストーリーを伝える事ができるのです。

IMAGINARYFORCES
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Text: Sachiko Kurashina

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