UK WITH NY フェスティバル
HAPPENINGText: Michael Foronda
現代のブリティッシュカルチャーを様々な切り口のショーケースとして2週間のフェスティバル「UK with NY」がニューヨークに登場した。10月14日から28日まで開催されるこのフェスティバルは、イギリスのアート、デザイン、食べ物、ファッション、テクノロジー、フィルム、文学、ビジネス、財政など幅広いトピックを深く掘りさげて、ニューヨーカーに紹介する面白い機会だ。
最近ニューヨークをとりまいている出来事を考慮して、もともと「UK in NY」だったタイトルが変更された。この決定によって、両国の連帯関係を示すと共に、テロの攻撃によってイギリス人の犠牲者が出たことも表している。
本フェスティバルの核になるのは、グランドセントラル駅において行われたインタラクティブ展覧会。100をこえるイギリスの商品やサービスが展示された。今回展示されたおびただしい数商品・サービスのリストは、デザインカウンシルのウェブサイトで見て欲しい。
この「グレート・エクスペクテーションズ(おおいなる遺産)」という展示のコンセプトは、チャールズディケンズの著した同名の小説に、文学的に敬意を表するものだ。小説の中で大きな意味を持っている宴のテーマを用い、長さ55mもある巨大なダイニングテーブル上に展示がされていた。会話や言葉の流れにあるアイディアをもとに、訪れた人たちが沢山のセッティングのなかに座ると、展示物のことについてより深く感じ取ることができる。
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