ヘックススタティック

PEOPLEText: Mayumi Kaneko

ビジュアルミュージックの未来については、どう考えていますか?

どんどん進化していくと思います。DVDがもっと普及して録音/録画できるようになれば、ただのオーディオCDプレイヤーが必要なくなる時代が来ます。ビデオの映像も同時に見ることができるようになりますから。しかも音とシンクロした映像を。今よりもっと面白くなるでしょうね。

ロンドンでは主にどのような場所で作品を発表しているのでしょうか?

ICAで開催されたワンドットゼロでは、昨年に引き続き作品を発表して、パフォーマンスも行いました。ミラーボール・フェスティバルでも作品を発表し、最近ではマンチェスターのフューチャーソニック・フェスティバルで、今回のアルバムを全編ビデオで上映しました。ロンドンのシネフィールでは年中僕らの作品を流していますし、パリのポンピドゥーセンターの再オープンの際にも上映しました。クラブイベント以外でもいろいろやっています。

ロンドンで注目している動きや事柄はありますか?

ロンドン周辺では、ハロウィーン・ソサイエティなど数多くのイベントが開催されています。基本的には、音楽をフィルム/ビデオと一緒に見せるものが多いようです。すごく興味深いですね。

日本について何か印象はあります??

スチュアートとマークが日本に行ったことがあるのですが、とても気に入ったみたいです。日本のクラブカルチャーは実験的なものに対してオープンなようだし、VJカルチャーも発展しつつあるようで、興味深いです。日本の技術的な面に魅力を感じるし、ヨーロッパも早く追い付いてほしいです。

アルバムリリースにあわせて、ツアーの予定はありますか?

ツアーと呼べるようなものはやっていないのですが、今年来年と世界中いろんな場所でライブをやっていく予定です。ニンジャツアーが11月に日本であるので、それに一緒に行けたらと考えています。楽しみにしていてください。

最後に今後の予定などを教えてください。

DVD面をより強力にし、ライブも精力的にやって行きたいです。TVなどのコマーシャルワークも始める予定です。インターネットも、もっとやっていきたいですね。今より少しスピードがアップすれば、ウェブでのビジュアルとブロードキャストの可能性は、無限大になっていくはずです。

Text: Mayumi Kaneko

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