平面・立体作品やブース展示などを中心に、現代美術から写真、映像、音楽、テクノロジー、工芸、日本画、インスタレーション、XRまで学生たちの表現方法は実に多岐にわたる。

Part.01の展示風景　ANB Tokyo

イヤホンに搭載されているノイズキャンセリングに着目し、ノイズとして消えたものを視覚化させる映像作品を発表した天野真、数字と色の関係を追求し「共感覚」として表現した高橋星乃、ARアプリを開発したばいそんもりした、体験型のVRとVRで描いたものを作家自身が「VR版画」と呼ぶ平面の絵画として発表した松田ハルなど、最新テクノロジーを自身の表現に取り込んだ作品も数多く見られた。

Part.01の展示風景　ANB Tokyo

併せて3月19日には、ホールプログラムとして六本木ヒルズ内ハリウッドプラザのハリウッドホールにて一日限りの特別イベントが開催。

ホールプログラム　SHOW-GOのパフォーマンスの様子　ハリウッドホール　写真提供：クマ財団

ラップの帝王・呂布カルマ、キングオブコント・シソンヌじろうらが出演する保谷聖耀監督による長編映画「宇宙人の画家」を始め、短編アニメーション・ドキュメンタリーなどの映像作品の上映会と、ここ数年で世界的なビートボクサーとして認知されつつあるSHOW-GOからクラシック音楽まで幅広いジャンルのパフォーマンス上演が行われた。