アンノウン・アジア 2021

HAPPENINGText: Taketo Oguchi


太公良

座右の銘は「キャッチィー命♡♥」という、SHIFTでも以前から何度か取り上げているヴィジュアルクリエーター、太公良。今回は、以前から溜め込んでいたという紙切れの組み合わせで出来た新作のアートワークを発表。いつも彼がコンピューターグラフィックで制作している図案そのままに、紙の組み合わせたパズルのように制作する過程に興味を惹かれた。子供たちと一緒に自由に制作するワークショップなどがあれば楽しそうだ。


土屋靖之

文房具のモチーフを素材に作品制作を行う、広島生まれで、現在東京在住の土屋靖之。コロナ禍をきっかけに、多くの企業が在宅勤務に移行し、何事もオンラインで処理され、ペーパーレスで完結する世界になりつつある環境のもと、活躍の機会を失っていく文房具たちに新たな活躍の場を提供すべく、アート作品の制作を始めたという。


野中ひとみ

大阪出身・在住の写真作家、写真刺繍作家、野中ひとみ。2018年に続き二度目の出展だ。今回彼女は、自分で撮影した写真に直接刺繍を施した作品を発表。目の前の風景に空想を重ね、その「写真に写らない世界」を写真印画紙に針と糸で刺繍しているという。写真に写らないモノのカタチを写真の上に再生する手作業によるAR(拡張現実)という発想が面白い。

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葛西由香
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