「杉本博司 瑠璃の浄土」

HAPPENINGText: Amelia Ijiri

今回の開館記念展の一つは、本展の一部として、屋外の日本庭園に設置された杉本博司の「硝子の茶室 聞鳥庵モンドリアン」だろう。以前ヴェネツィアやヴェルサイユ宮殿で展示されてきた本作は、今回が日本初公開となる。(2021年1月31日まで展示)


杉本博司「硝子の茶室 聞鳥庵」(2014年)京都市京セラ美術館での展示風景 © Hiroshi Sugimoto Photo: Yuji Ono

また新館に加え、新進気鋭のアーティストを支援する「ザ・トライアングル」(作家・美術館・世界(鑑賞者)の三角関係を意味する)が新設。伝統と革新が交わり進化する「京都」を体現するような、様々な時代・ジャンルの芸術を発信していく。


「ザ・トライアングル」 Photo: Takeru Koroda 提供:京都市京セラ美術館

リノベーションされた後でも、オリジナルデザインが多く残っている京都市京セラ美術館の待望のアップデートでは、過去の建築的特徴を維持しながらも、現代アートと連動するギャラリースペースを備えた現代的な方法で空間を最大限に活用している。良い「気」の流れで開かれた空間を作り、外の世界に繋げるという青木淳の展望は、現実のものとなっている。

「杉本博司 瑠璃の浄土」
会期:2020年5月26日(火)〜10月4日(日)
開館時間:10:00〜18:00 *事前予約制(詳しくは公式サイトでご確認ください)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)
会場:京都市京セラ美術館
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
料金:一般1500円、大学生・高校生1100円
TEL:075−771−4334
https://kyotocity-kyocera.museum

Text: Amelia Ijiri
Translation: Moeko Noguchi

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