ソナー 2013

HAPPENINGText: Julio Cesar Palacio from Panopttic

この記事を、ソナー出演アーティストや来場者ではなく、ソナーに捧げたい。
20年もの間、ミュージックカルチャーにおいて最も注目され、影響力あるアーティスト、ミュージックシーンの動きやトレンドを体感できる機会を与え続けてくれたのがその理由だ。

Sonar 2013

ただビジネスとしてではなく、留まる事のない探究心と情熱、信仰心のようなものがあり、勿論仕事と言えば仕事だし、競い合う事や、そういった社会のシステムを理解できなくちゃ、すぐゲームオーバーになってしまう。
この訳は、全ての事がリスクによって守られてるって事で、僕たちのような人間がソナーに望んでいた事。だけど他の人のための機会はあるべきだし、ラインアップのいくつかはビジネスのためにあるってことは理解しなきゃならない。

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今年でソナーは20周年!そして12,100人もの来場者の記録した。フェスティバルは来場者すべてにバースデープレゼントをくれた。それはソナーの象徴になっている都心の中心部にあるCCCBMACBAから、より大きなスペース、プラザ・エスパーニャのモンジェイック・フィラに会場を変更し開催される事になったからだ。長年このフェスを楽しんでいた僕たちにとって少し不安でもあったが、初日の木曜日、この会場に足を踏み入れた途端、これまで以上に最高だという事が分かった。ソナー会場はかなり拡大し、野外ステージの象徴的なソナーヴィレッジは、グリーンをキープしつつかなり大きくなり、尚かつヴィレッジ風に中央に大きなフードブースがあり、3箇所のルーフエリアはメインステージの観客を日差しから守ってくれる。

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モンジェイック・フィラでは全ての会場とのアクセスがスムーズで、ステージからほど近い場所に、音を感じながら休憩できるスペースが充実し、ヴィレッジステージからソナードーム、ソナーホールという屋内外の行き来も最高に楽しかった。

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プレス関係、特にカメラマンへは大きなピットスペース、ワードロープもあり、快適なプレスルームが用意された。年々環境も良くなって行き、迅速で、プロフェッショナルでフレンドリーなソナー・プレスチームのおかげで、僕たちの仕事はかなりスムーズになった。

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ソナー・バイ・デイ。今年のソナーヴィレッジは素晴らしいショーを見せてくれた。そのカメラマンビットは大きくなり快適だった。初日は、ゴールド・パンダとエキセントリックなフランス人アーティスト、セバスチャン・トリエとリンドストロームとトッド・トリエのコラボレーションの注目のパフォーマンスを楽しんだ。
 2日目のビレッジでは、アイスランドの「Sísý Ey」によるポップテイストなソフト・ハウス・ミュージック、フォーリン・ベガーズのヒップホップとエレクトロニックミックス、ジェイミー・リデルのフリーク・ファンク・スタイル。3日目には、ファティマ・アルカディリのDJによるヒップホップ、グライム&ファンクのミックス。そしてクロマティックスの新鮮なライブが素晴らしかった。

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レッドブル・ミュージック・アカデミーのキュレーションによるソナー・ドームは、おそらく「ソナー・バイ・デー」での最も重要なステージで、圧倒的なラインナップだった。レッドブル・ミュージック・アカデミーは、これまで多くの実績があることで知られており、毎年ソナーではアーティストたちの多くのステージの中から、一握りのハイライトが観れる。今年は、ジェシー、ジミ・テナー、オディッシーエレクトロ・グッツィ、フェリックス・クビン&ジェイムス・パンツ、ジェイジェイ・ドームによるステージが繰り広げられた。

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「ソナー・ホール」のステージはフィラ・モンジュイックという新しいロケーションを活かしたステージとなった。新しい「ソナー・ホール」は豪華なスペース。個人的には、今回のフェスティバルで最も面白いと感じたステージで、今回のソナーが見せた実験的なビッグステージになっただろう。もし「最新のミュージックフェスティバル」について言うとすれば、最先端のパフォーマンスや実験的な音楽が必要って事と、「ソナー・ビレッジ」のような有名なDJたちと同じラインナップが必要だと思う。このステージは、いつもオアシスの役割を果たしており、今年はエボラ、ミッキ・ブランコクリスティーンアトムTM、ジャクソン・アンド・ヒズ・コンピューターバンド、バチカン・シャドウという錚々たる面々が、力強いステージを見せてくれた。

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それから「ソナー・バイ・デー」の新しい会場、ムンジュイック・フィラのホールで行われた「ソナー・コンプレックス」を観ることにした。このスペースでは、パスカル・コムラード&リシャール・ピナス、ビジュアルアーティストのディノス・チャップマンによるパフォーマンスなど、最高に良い感じで、アーティストをまじかに感じる事ができる。

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今年の「ソナー・バイ・デー」は、フェスティバルにはしっくり来た会場で、進歩もあり、まさにソナーの新しい時代の始まりのようだった。

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さて次は夜の部「ソナー・バイ・ナイト」。もし「ソナー・バイ・ナイト」に向かうなら、フィラ・モンジュイックから夜の会場まではかなり近いので、以前のようにもう街を大きくまたいだり、次のショーのために走らなくても良い。
今年は金曜の早い時間から、重要なショーの1つで、多くのアーティスト達に影響を与えたクラフトワークの20周年を記念した素晴らしい3Dショーからスタートした。そして、レイムのショーを見逃すわけにはいかない僕たちは、早くから「ソナー・クラブ」へ移動。暗く激しく音は鳴り、建物も動き出すようなパフォーマンスを見せてくれた。

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クラフトワークは、遠くにいる観客全てに向けてパフォーマンスを披露した。サウンドとうまくマッチした、優雅で申し分のない仕上がり。彼らの代表曲や聖歌を演奏し、本当に僕ら観客への贈り物のようなショーだった。

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クラフトワークの優雅なステージを見た同じ夜、そのステージでは、先のドイツのレジェンドとは真逆のステージを見ることになった。生々しく汚れた、しかしエキサイティングでパワフルなメジャー・レーザーのパフォーマンスだ。マッド・ディセントは、エレクトロ、レゲエ、ラテンビートをミックスした意地の悪いキャッチーなサウンドで会場をごった返し、ショーは制御不能になるほど盛り上がりを見せた。

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DJのビートに自然と身体が動きだす「ソナー・バイ・ナイト」にインディーズバンドが出るのはリスキーかもしれないが、ツー・ドア・シネマについては、彼らの曲を一緒に歌う多くのファンで前方が埋め尽くされ、ステージ全体を駆け回るパフォーマンスを見せた。

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最新のミュージックフェスティバルへの発展のために、音楽のルーツについて良く知っていることは必須条件。ソナーはこれを良く知っている。今年は、オールドスクールヒップホップの時代のジュラシック5が登場した。

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人々が踊り、楽しい時間を過ごすのともに、ソナーの20周年の最良の終わり方を熟知した2メニーディージェイズがステージを締めくる。

記憶に残る年・・・おめでとうソナー!

Sonar 2013
会期:2013年6月13日〜16日
会場:Fira Montjuïc, Fira Gran Via L’Hospitalet
住所:Avinguda Rius i Taulet, s/n 08004 Barcelona (Fira Montjuïc), Av. Joan Carles I 08908 L’Hospitalet de Llobregat (Fira Gran Via L’Hospitalet)
http://www.sonar.

Text: Julio Cesar Palacio from Panopttic

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